Friends☆Star 2017開始!

2017年度のFriends☆Star教室が始まりました。

 新学期から早くも1ヶ月がたち、子どもたちにも少しずつ変化が見られるようになりました。
 まず、子どもたちの学年が上がったことによる変化です。小学6年生は小学校を卒業して中学生になり、中学生2年生は学年が上がり今年は受験生です。教室内では去年と変わらず子どもたちは楽しそうに勉強しているものの、やはり学年が上がったことにより勉強を難しく感じ、苦労している様子が多々みられます。難しい問題が嫌になり、ふてくされる子もいれば、集中力が切れてしまい遊び始める子もいます。こんな感じではありますが、それでも難しい問題に取り組もうとする姿は毎週見られ、そこに成長を感じます。また、ときに子ども同士で喧嘩することもありますが、次の教室に来るときには仲直りをし、お互いに勉強を教えあっている場面が見られます。
 次に、スタッフの入替です。昨年度教えてもらっていたスタッフが就職のためにいなくてなってしまったことに、子どもたちは「いつに なったら来るの?」「スタッフ変わりすぎじゃない、うちらのこと嫌いになったの」と話す子どもがいます。それぞれに理由を伝えて、当初は何度も聞き返す様子が見られました。
全体としての教室の様子は、小学6年生の子どもが中学生になったことで小学生の人数は減り、そのことを寂しがる様子はありますが、それでもみんな勉強を向上しようとする姿も見られます。新中学1年生は中学生活がとても楽しく、教室に来る度にスタッフに自慢話や部活動についての話をしてきますが、そんな新1年生の大きな変化は、これまで中学生に対し呼び捨てしていたのが、なんと「〇〇先輩」と呼ぶようになったことです。かれら自身は、この変化に気づいていないのかもしれませんが、周りからみると「中学生らしい」と感じます。新中学3年生は、受験生であることを意識し始め、意欲的に勉強に取り組む姿勢が見られるようになりました。以前は話に夢中になり勉強を忘れるということもありましたが、自分が志望をしている高校に入るために、そうした様子が少しずつですが減ってきたように見えます。最近特によく見られる風景は、同じ問題を解き、分からない所を教えあい、教えることで自分ができていないことに気がつき焦りはじめる姿です。このように1人ずつの意識が変わることで周りの意識にも変化が起きていくのではないと思います。
 現在、中学3年生の1人は、昨年度まで遅刻が当たり前でしたが、新学期になり教室が始まる前に来るようになってきています。昨年度は遅刻しているにもかかわらず、小中学生合同の教室の小学生に対し「うるさい」という声を出していましたが、現在は流している様子がうかがえます。今後、このような様子がどのように変化していくのか、受験が近づくにつれ不安定になった時にスタッフがどう対応していく必要があるか、今後考えていく必要がありそうです。(NH)