8月終わらない夏休みの宿題

学校が始まっても終わらない夏休みの宿題…

 子どもたちが夏休みに入った8月の教室では、夏休みの宿題を中心に支援を行うことを計画していましたが、参加はまばらとなりました。小学生は教室に来る前は決まって市民プールに行くようで、日に日に黒くなるだけでなく、遅刻も目立ちました。
 教室では夏休みの宿題を持って来るものの、早めに終わらせようとする意気込む者はいませんでした。その結果、夏休みの終盤になると、中学生の中には徹夜して宿題に取り組むことになる者もいました。ただ、宿題を終わらせないまま新学期を迎えるのではなく、徹夜してでも宿題を終わらせて学校へ行こうとする子どもたちの姿勢を見ると、課されたものに対するかれらの献身的さが伺えました。
 他方、夏休みの様子の話から、家族と一緒にどこかへ出掛けた話は聞くことができませんでした。親と経験することができる事柄の少なさも気になりました。
 8月の教室での子どもたちの前進は、文字をきれいに書くことに取り組むようになったことです。教室に参加する子どもたちの書く文字はあまり丁寧ではありません。文字が丁寧でないので、計算間違いや見直しができないという問題は、教室を始めた頃からスタッフ間では共有されていました。そこで、今月は、スタッフが「文字を丁寧に書くと得すること」をテーマに15分程度の説明とレクチャーをする時間を設けました。子どもたちは真面目に説明を聞き、レクチャー後には乱れた文字をスタッフが発見し、「ほらほら、教えてもらったでしょう?文字は…」と途中まで言うと、子どもたちは続けて「丁寧に書く!」と言うようになりました。もちろん、文字を丁寧に書くようになったからと言って、すぐにその効果が表れるわけではありませんが、それでもその先に何か得をすることもあると考えています。
子どもたちの文字が丁寧に書けない背景には、文字をきちんと書くことの大切さを周りから教えてもらえていなかったり、文字を十分綺麗にかけるための物的資源(十分な長さの鉛筆を持っていない)がなかったり、持っていても持ち物を管理できずに紛失したりといったことも関係しているように思います。

8月31日の教室の様子

8月31日の教室の様子