1月 冬の体調管理

冬の体調管理
 この1月の教室への参加者は、どうやらいつもより少ないようです。ふと気が付くと、いつももっと賑やかなはずの雰囲気の教室が、ひっそりとしていて寂しく感じます。その一因はどうやらインフルエンザなどの流行によるもののようです。実際、教室に通ってきている子どもの何人かもインフルエンザに罹ったために教室を休まざるを得なかったケースがありました。
 すごく寒い朝なのにもかかわらず、まるで夏休み真っただ中といったような感じの服しか着ずに教室にやってくる子どももいます。「子どもは風の子」などと、昔は言ったような気もしますが、下手をすれば「子どもは風邪の子」などということにもなりかねません。子どもたちになんとか体調管理の大事さを分かってほしいと思う瞬間です。
子どもたちが通っている学校でもインフルエンザなどが流行し、学級閉鎖などに陥るケースが増えているようです。1月下旬の教室にやってきたある小学生は、「インフルエンザとおたふくかぜのせいで来週の5日間ずっと学校お休みなんだよ。昨日なんて、6人しか登校してこなくて、先生までインフルエンザで休んでいたから、3時間目で終わったんだよ」などと話してくれました。
 学校や教室を欠席することが続くと、子どもたちの勉強は大丈夫だろうかと心配になります。というのも、子どもたちの学習には継続性が大事だと考えているからです。学校を欠席することで学習にちょっとした小さな「穴」ができ、そこでちょっとだけ躓くことが、その次の学習に大きな影響を及ぼすことが少なくないからです。
 しばらく教室をお休みしていた子どもが、再び顔を見せてくれると、私たちはとても安心します。そして「学校の授業は大丈夫?」と確かめます。
 外国にルーツを持つ子どもに限った話ではありませんが、やはりこの時期は子どもたちの体調管理について気を配りたいと思います。また日常生活において食事をしっかりととれているか、時折確かめていきたいと考えています。(ST)