11月 29th, 2012
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10月20日に、拡大理論学習会が開催されました。この学習会は、大和市を中心に活動するEd.ベンチャーとして、「外国人」について考える機会を設けようということで、今年度新たな試みとして行われたものです。 今年度は、東京理科大学の清水睦美先生に、『「生きづらさ」に立ち会うものとして−外国人児童生徒の現状の理解−』というテーマで、講演していただきました。外国人児童生徒が「外国人」であるがゆえに経験する学校や家庭での生きづらさ、そして、それを支援する上での教師への提案などについてお話しいただきました。講演の後には、参加者全員で、学校の中での、日本人生徒や教師への働きかけや、国際教室の存在意義などについて、意見交換が行われました。外国籍児童生徒への支援というと、日本語指導や学力補充に目が向きがちですが、それだけでなく、日常の生活の中で彼らが直面する「生きづらさ」に向き合い、それを解消していける支援が必要であると、改めて実感した学習会でした。
2012年11月29日 理論学習会 拡大理論学習会のご報告-「『生きづらさ』に立ち会う者として:外国人児童生徒の現状の理解」
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10月理論学習会は、11月にご講演いただく渡辺雅子氏の著書「納得の構造」を読んでいきました。内容は、日米初等教育の比較、学校の授業が子どもたちの思考表現にどう影響を及ぼしているのかが書かれています。担当が内容をまとめたレジュメに沿って学習していきました。 話題に挙がったのは、特に二点です。第4章「二つの日米逆転現象」に書かれている、どこの力によって教育が変わろうとしていたかについて、以前は現場の力だったのが、今は政治や上からの指示で教育が変わってしまう現状について話し合いました。また、最終章を読み終えて、日本の教育の中にも「なぜ」が必要であり、教育の画一性からのスイッチの可能性についても話し合いました。次回、渡辺先生からは仏国の教育も比較していただき、理解の枠組みに関わる日本のことばと思考法の教育の特徴を探りつつ、思考表現法を通してどのような社会化が行われているのかをご講演いただきます。
2012年11月29日 理論学習会 10月の理論学習会の報告-渡辺雅子「納得の構造」を読む