授業研究会

どのような子どもも排除されない教室空間の形成を目指して授業実践を振り返る

 授業研究会は、2022年度で一旦終了した事業ですが、昨今の若手教員の悩みに触れるにつけ、実際の教室で起きている出来事を語ってもらいながら、学級経営・授業実践へとつなげていく道筋を探っていく必要を痛切に感じる場面が多く、2024年度より、以下を柱として再事業化することとしました。

①教室空間で起きていることを語る

 「教師が子どもに教える」ということに注目する教育実践は、教師が何をしたかばかりに思考が行き、子どもどうしの関係や、教師自身と生徒の関係、さらにその関係の中で何が起きているのかを見えなくしたりします。何をしたのかではなく、何が起きているのかを語ることで、日常的にも、教師と子どもの関係、子どもどうしの関係に注目した観察ができるようになることを目的とします。

②フル・インクルージョンに向けた実践の阻害要因を検討する

 目指す教室空間のイメージを「フル・インクルージョン」とし、それに向かって実践を試みた際に、何が阻害要因となっているのかを検討していきます。阻害要因は、第一に教師の力量、第二には学校の同僚性や管理職の姿勢、第三には保護者を含む社会状況も阻害要因となることが考えられます。これらの阻害要因に、どのように対峙するのか、具体的な方策を検討することを目的とします。

開催日時(全6回・原則対面(4~12月は理論学習会の後の時間)

①2月10日(土)17:30~19:30

②4月27日(土)16:30~18:00

③6月15日(土)16:30~18:00

④8月24日(土)16:30~18:00

⑤10月26日(土)16:30~18:00

⑥12月14日(土)16:30~18:00