教育現場の状況を討論の中で分析し、今後のあるべき方向性を模索する
昨年度は「学校が捨てられる・先生が捨てられる」をテーマに参加者で議論して、学校が置かれている状況や課題を整理しました。子どもや保護者から期待されなくなった学校を改善していくためには、子どもを取りまく課題を捉え、教師自身が試行錯誤しながら、自ら変化し続けていくことが必要です。今年度は「捨てられない学校」に変わっていくためにはどうしたらよいのかを考えていきたいと思います。
2023年度テーマ:捨てられない学校に変わっていくために
①子どもの多様性に寄り添う「個別最適な学び」とは何か、個別の学びをどのようにして集団の学びにしていくか、また、その中で子ども一人ひとりの学びをどのように保障できるか。
②母親への要求が高いのはなぜか、女性が抱える生きづらさの背景にあるものは何か、母親が置かれている状況を理解することで、母親(保護者)と学校が、共に子どもを支えることを目指す。
③ICT機器が導入され、子どもたちは授業を動画で分かりやすく学ぶことができる。では、教師だからこそできることは何か。教師に必要な専門性、果たすべき役割とは何か。
参加者と議論することを通して、学校が置かれている状況や課題を整理し、改善に向けてどのようなことができるかを探っていきたいと思います。
<学習会開催予定>原則偶数月末全5回(4月、6月、8月、10月、12月)
4月29日(土)13:00~15:00 “個別最適な学び”をどう捉えるか
6月 17日(土)13:00~15:00 押し付けられる母親像~女性の生きづらさの観点から~
8月26日(土)13:00~15:00 授業づくり「個別の学び」を「集団の学び」にするには(各自で授業実践を行い、その報告をもとに議論します)
10月28日(土)13:00~15:00 テクノロジーが進歩しても、教師だからこそできることは何か
12月16日(土)13:00~15:00 教師の専門性を高めるにはどのようなことができるか(参加者が実践したいことを考え、持ち寄ります)
場所:大和市シリウス、オンライン(Zoom)同時開催
対象:教員、学生、一般市民