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5/24事例研究会開催(Zoom) 外国人の子ども理解の学習会では、5月24日(水)に事例研究会を開催します。 外国人の子ども理解の学習会では、事例研究会を下記のとおり開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。 日時:5月24日(水)19:00~21:00(Zoomによるオンライン開催) 事例:「中学校進学後が心配な子のその後」 3月の事例研究会で報告があった子どもについて、中学校の先生から子どもの様子や学校での取り組みについて報告をしていただき、協議をしていきます。 参加を希望される方は、事例研究会担当 篠原(h-sunflower@jcom.home.ne.jp)まで、メールにてお申し込みください。 資料、ZoomのID、パスコードを後日お知らせいたします。 ※お預かりした個人情報は学習会に関するご連絡以外には使用いたしません。 尚、お知り合いの先生で、外国人の子どもの支援に関心を持たれている方がいらっしゃいましたら、事例研究会の開催についてご紹介いただけますようお願いいたします。
学校支援活動
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小学校のふりかえり 久しぶりの更新となります。 2023年3月のエステレージャ教室で、今度小学校を卒業するC君に、小学校の6年間はどうだったのか、「ちょっと何か書いてごらんよ」とふりかえってもらいました。すると、こんな「ふりかえり」をまとめてくれました。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++ 1年のときはべんきょうがめんどくさかった 2年のときもめんどくさかった 3年のときもめんどくさい 4年のときもめんどくさい 5年はちょっとおもしろかった 6年はバスケにむちゅうだったからわかんない でもともだちがいたから 6年間 ちゃんとでわないけど がっこうにいけた。 だから6年間ぜんぶひっくるめたらたぶんがっこうはおもしろかったとおもう 中学にいったらさいしょはあたらしいともだちをつくる そのつぎは ばすけをがんばる そのつぎは ない!!! でもぜんぶがんばるから だいじょうぶ おわり +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 確かに、C君はいつも教室に来るときは何も持たずやってきて、いかにも「めんどくさい」雰囲気を醸し出しています。それでも、根っこまでふてくされてしまっている雰囲気はなく、まだどこかに素直なところが見えています。好きなことには素晴らしい集中力を発揮するし、うまくすると、勉強にもしっかりと取り組みます。きっと「めんどくさい」というのは口実で、実は何か夢中になれることを探しているようにも見えます。エネルギーを持て余している、というか、燻ぶらせているというか・・・。 その彼が、ブツブツ言いながら、結局「小学校は楽しかった」と総括してくれました。 多分、勉強で分からないことがたくさんあるのだと思います。それでも楽しくやれたのは、彼に「ともだち」がいたからでしょう。中学に入っても、真っ先に友だちを作ると言っているのは、やはり人と人とのつながりが、日々の生活を送るうえで決定的な意味を持っているのだということを示してくれているのだと思います。勉強ももちろん大事ですが、それよりもまず、人と人とのつながりを作っていくことが、どれだけ大切なことなのか、気付かされました。
外国人支援・こども支援活動
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No.55教育講演会報告 Ed.ベンだよりNo.55が発行されました。 新しいEd.ベンだよりのお知らせが遅くなってしまいました。どうもすみません・・・。 今回のEd.ベンだよりのタイトルは「【教育講演会報告】社会問題と個人の問題が交錯する場所・・・女性の生きづらさ」です。 Ed.ベンだよりNo.55【教育講演会報告】社会問題と個人の問題が交錯する場所・・・女性の生きづらさダウンロード ご存知のとおり、2023年2月23日に教育講演会を開催させていただきました。学び考えさせられることの多い、非常に濃密な講演会でした。今回のEd.ベンだよりはその濃密な講演会の内容をさらに「ギュッ」と圧縮してみなさんにお知らせしようとしたものです。講師として貴重なコメントをしていただいた本田由紀先生からのコメントも掲載しております。表裏2ページの僅かな紙面ではなかなか伝わらないことも多いかもしれませんが、ぜひお読みいただいて、教育講演会の雰囲気を感じていただければ幸いです。
Ed.ベンだよりPDF
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久しぶりの更新となります。 2023年3月のエステレージャ教室で、今度小学校を卒業するC君に、小学校の6年間はどうだったのか、「ちょっと何か書いてごらんよ」とふりかえってもらいました。すると、こんな「ふりかえり」をまとめてくれました。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++ 1年のときはべんきょうがめんどくさかった 2年のときもめんどくさかった 3年のときもめんどくさい 4年のときもめんどくさい 5年はちょっとおもしろかった 6年はバスケにむちゅうだったからわかんない でもともだちがいたから 6年間 ちゃんとでわないけど がっこうにいけた。 だから6年間ぜんぶひっくるめたらたぶんがっこうはおもしろかったとおもう 中学にいったらさいしょはあたらしいともだちをつくる そのつぎは ばすけをがんばる そのつぎは ない!!! でもぜんぶがんばるから だいじょうぶ おわり +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 確かに、C君はいつも教室に来るときは何も持たずやってきて、いかにも「めんどくさい」雰囲気を醸し出しています。それでも、根っこまでふてくされてしまっている雰囲気はなく、まだどこかに素直なところが見えています。好きなことには素晴らしい集中力を発揮するし、うまくすると、勉強にもしっかりと取り組みます。きっと「めんどくさい」というのは口実で、実は何か夢中になれることを探しているようにも見えます。エネルギーを持て余している、というか、燻ぶらせているというか・・・。 その彼が、ブツブツ言いながら、結局「小学校は楽しかった」と総括してくれました。 多分、勉強で分からないことがたくさんあるのだと思います。それでも楽しくやれたのは、彼に「ともだち」がいたからでしょう。中学に入っても、真っ先に友だちを作ると言っているのは、やはり人と人とのつながりが、日々の生活を送るうえで決定的な意味を持っているのだということを示してくれているのだと思います。勉強ももちろん大事ですが、それよりもまず、人と人とのつながりを作っていくことが、どれだけ大切なことなのか、気付かされました。
2023年05月15日 子どもの居場所・学習教室 小学校のふりかえり
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外国人の子ども理解の学習会では、5月24日(水)に事例研究会を開催します。 外国人の子ども理解の学習会では、事例研究会を下記のとおり開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。 日時:5月24日(水)19:00~21:00(Zoomによるオンライン開催) 事例:「中学校進学後が心配な子のその後」 3月の事例研究会で報告があった子どもについて、中学校の先生から子どもの様子や学校での取り組みについて報告をしていただき、協議をしていきます。 参加を希望される方は、事例研究会担当 篠原(h-sunflower@jcom.home.ne.jp)まで、メールにてお申し込みください。 資料、ZoomのID、パスコードを後日お知らせいたします。 ※お預かりした個人情報は学習会に関するご連絡以外には使用いたしません。 尚、お知り合いの先生で、外国人の子どもの支援に関心を持たれている方がいらっしゃいましたら、事例研究会の開催についてご紹介いただけますようお願いいたします。
2023年05月14日 外国人の子ども理解の学習会 5/24事例研究会開催(Zoom)
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2023年05月14日 お薦めの書籍・文献 「男女格差後進国」の衝撃
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インクルーシブな社会を目指すための学習会では、下記のとおり学習会を開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。 テーマ「日常生活に潜む優生思想について考える~インクルーシブな社会に向かう時の大きな壁~」 講師:松波めぐみ氏(大阪公立大学) 日時:5月23日(火)19:30~(Zoomによるオンライン開催) 日常生活の中に潜み、気づかないところで深く入り込んでいる「優生思想」。私たちが無自覚のうちに、優生思想につながる考えを持ってはいないでしょうか。近年増えている、SNS 上でのヘイトスピーチの現状についても触れながら、インクルーシブな社会に向かう中で、大きな壁となるこの優生思想について、講師の松波氏からのお話を伺い、私たちの日常を振り返り考えていきたいと思います。 5/23優生思想について チラシ(PDF) 参加ご希望の方は、担当 森尾(hiratukamorio@yahoo.co.jp)まで、メールにてお申し込みください。ZoomのID等を後日お知らせいたします。
2023年05月07日 インクルーシブ社会を目指す学習会 5/23学習会開催!
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Ed.ベンだよりNo.55が発行されました。 新しいEd.ベンだよりのお知らせが遅くなってしまいました。どうもすみません・・・。 今回のEd.ベンだよりのタイトルは「【教育講演会報告】社会問題と個人の問題が交錯する場所・・・女性の生きづらさ」です。 Ed.ベンだよりNo.55【教育講演会報告】社会問題と個人の問題が交錯する場所・・・女性の生きづらさダウンロード ご存知のとおり、2023年2月23日に教育講演会を開催させていただきました。学び考えさせられることの多い、非常に濃密な講演会でした。今回のEd.ベンだよりはその濃密な講演会の内容をさらに「ギュッ」と圧縮してみなさんにお知らせしようとしたものです。講師として貴重なコメントをしていただいた本田由紀先生からのコメントも掲載しております。表裏2ページの僅かな紙面ではなかなか伝わらないことも多いかもしれませんが、ぜひお読みいただいて、教育講演会の雰囲気を感じていただければ幸いです。
2023年04月21日 Ed.ベン便り No.55教育講演会報告
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2023年04月09日 お薦めの書籍・文献 折られた花
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2023年02月12日 Ed.ベン便り No.54女性の生きづらさ再考
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2023年度教育講演会を開催します 2023年度の教育講演会も、「女性の生きづらさ」に焦点を当て開催します。講師に本田由紀先生をお迎えして、パネラーと共に、パネルディスカッション形式で開催します。皆様ぜひご参加ください。 テーマ:逃れられない問題としての「女性の生きづらさ」講 師:本田 由紀 氏(東京大学大学院教育学研究科 教授)日 時: 2023年2月23日(木・祝日) 受付開始 13:00~ パネルディスカッション 13:30~17:30場 所: 冨士見文化会館1階 101号室 神奈川県大和市中央5-2-29 小田急江ノ島線・相鉄線「大和駅」徒歩5分参加費: 一般1,000円 学生500円(高校生以下無料) 申し込み不要ですので、直接会場にお越しください。 昨年の教育講演会を出発点としてこの1年、Ed.ベンチャーでは「女性の生きづらさ」について様々な観点で議論をしてきました。その議論を通して明らかになってきたことは、「家父長制度につながる家庭の姿」「女性の自立を阻む社会的制度や家庭内での性別役割分業」 「男性の無意識の加害性」などでした。そして、議論の過程で私たちが獲得した方法論は、 個々が生きてきた時々の場面における自己を掘り返す作業に耐えつつ言葉にしていくことで した。やっと私たちは、「女性の生きづらさ」を自分事として語り始めているのです。 今年の教育講演会では再び、「女性の生きづらさ」の実態を、個々人が逃れることのできな い問題として、自身の言葉によって照射していきたいと考えています。講師の力もお借りしながら、より深く語り合う場としたいと思います。 チラシもご覧ください。こちらをクリック
2023年02月09日 教育講演会 2023教育講演会開催!
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2022年12月09日 Ed.ベン便り No.53今必要とされる解決の糸口
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事例研究会は、外国にルーツを持つ子どもたちの具体的な事例を通して、彼らの背景にある事情や問題を読み解く力をつけていくというねらいで開催しています。9月、10月に開催した研究会をまとめて報告します。 【9月事例研究会】 日時:2022年9月24日(土) 13:30~15:30 オンライン(Zoom) 事例:「中学生と高校生や大学生になった教え子たちの様子~アイデンティティに関して~」 参加者:4名 中学校の先生から、3つの事例が報告されました。いずれも、自分のアイデンティティについて初めて他者に話をしたという事例でした。学校では日本語、家庭では母語という生活の中で、分からない母語があったり母国の生活を知らなかったりする自分を中途半端に感じているという事例、これまでの自分の境遇を振り返り、この生き方が正しいのかどうかと感じているという事例、異なる母国出身の両親のどちらの考えも持ち合わせていない自分には心の中の祖国が存在しない寂しさを感じ始めているという事例でした。 協議ではアドバイザーの先生から、アイデンティティは外国籍のみのものではないが、外国籍の子どもにはルーツに関わるアイデンティティがある。子どもと対応する時に重要な姿勢は、客観的な情報を提供していくということである。子どもの自己決定権を大切にし、自分自身で選ぶことができるように様々な情報を提供していくことであるという助言をいただきました。 今回は、子どもに関わる大人の姿勢の在り方について考える学習会となりました、 【10月事例研究会】 日時:2022年10月12日(水)19:00~21:00 オンライン(Zoom) 事例:「家庭内言語が親子で異なる子どもについて」 参加者:6名 中学校の先生から、簡単な日本語程度しか理解できない保護者と、母語がほとんど理解できない子どもとの事例を提供していただきました。親子間で互いの愛情がうまく伝えきれず、子どもは不安感や学校生活で感じる不満などを家庭で話せず、外の人間関係へと繋がりを求めてしまい、親子とも母国のコミュニティと疎遠になってしまっていて、親子の間を取り持ち支援するのは母語と日本語の両方を理解できる姉であるという事例でした。このような子どもに対する支援として、姉にどこまで頼っていいのか、進路も含め将来へつながる支援としてどのような支援をしていくかといった課題が出されました。 協議では、アドバイザーの先生から、出身国による適応の違いがあり、それを踏まえて支援をしていく必要があること。支援は子どもの持っている資源を増やしていく、本人がやれる、やりたいことの中でできることを増やしていくようにすること。そして、話すことで思考を深めるような支援をしていくことが大切であるという助言をいただきました。 今回は、出身国の文化的・社会的背景を知ることや、学校は学力をつける以外に将来の世代につながる資源を子どもに提供するという重要な役割があることを学ぶ研究会となりました。
2022年11月29日 外国人の子ども理解の学習会 【報告】9月・10月事例研究会
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2022年11月20日 お薦めの書籍・文献 アダムスミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話
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2022年11月01日 女性の生きづらさを考える 過去の推薦本より2