9月報告「性の多様性」

9月学習会 報告

9月の学習会は文献講読を行い、性の多様性について参加者同士で考える学習会を行いました。講読したのは、「性別に違和感がある子どもたち」~トランスジェンダー・SOGI・性の多様性~(合同出版)です。日本の性の多様性への理解の遅れは世界と比べると遅れていると言われています。学校の中では、当事者の人たちが生きづらい環境をつくっていたり、こうでなければいけないという型にはめ込もうとする教師の指導が見られたりすることがあるように感じます。そのような学校の中で正しい知識をもった教師が子どもたちや教員同士に対して情報発信できると、自分の性に違和感を持っている人たちの力になることができると考えました。

参加者からは、「少しでも声をあげて誰もが生きやすい社会になればと思います。」「自分が発信者となり、伝えていけるように考えていきます。」「もっともっと教室や職員室の中で多様性を広げていくよう努力していきたいと思いました。」などの感想があげられました。

私たち教員が正しい知識を身につけて、「知った・理解した気になっている」段階から少しでも脱却しなければいけないと考えた学習会でした。