8月20日、昨年8月に橋元徹大阪府知事(当時)率いる大阪維新の会より提出された「大阪府教育基本条例案」について学習しました。条例案を読んだ後、問題点について話し合いました。議論の中で出てきたのは、社会での出来事を通じて、自分たちが権力に向かっていく武器をいかに身につけていくかということでした。今回の条例案が世に出てきた背景には、権力に従う効率の良さに流されていくといった風潮がありました。何かがおかしいと思いながらも受け入れていく国民。大阪府の学校でもどんどん上から出される政策を受け入れ苦労している現状があります。自分たちは今どうなのか考えた時、権力者に対して批判力を持っているかというと、持っていないという現状があり、ともすれば子どもたちに対して何を教えていくのかを考えさせられました。条例案に見てとれる権力者にとって都合のよい人間を育てるのか、それとも効率の悪さ(民主主義)のよさに付き合い、批判力を付けていくのか…全ては教師としてどう生きていくのかという問題を突き付けられた時間となりました。また、社会と権力とに戦っていく時の足場をどこにしていくのか、私たちは考えていなければならないと感じました。
8月の理論学習会の報告-「大阪府教育基本条例案」学習会
2012年09月20日
理論学習会
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