第6回授業研究会報告
日時 10月4日(月)
提案者 松本翼
提案:「オンラインを活用した授業について」
参加者 16名(石井先生も含む)
松本先生の実践報告を受けて下記のような質疑と意見交換が行われた。
【質疑と意見交換】
Q1.クロームを使う授業と使わない授業の「楽しさ」とは?
→A.単純に、一人1台ある、目の前で見れる、すぐ見れるなど
Q2.「ロイロノート」の使いやすさや辛さとは?
→A.自己表現の広がりが使いやすさ。電波の通信状況の悪さや、画面がどんどん変わってしまうことが辛い
Q3.各学校や個人のPC利用は?
→大野原小学校:一人ひとりが模索中。全体の発表がしやすい
→柳橋小学校:シンキングツールと板書の違いは?
A.「クラスルーム」の画面共有は意見集約が便利。
・情報モラルの問題、グーグルミートでYou Tubeをやってしまう子がいるが、それは、監視することではなく、授業の質の問題。
【石井先生のお話】
1.見えるけど見ていない。つまり、教師の見る目が問われる。PCで可視化されるが、量的ではなく質的にどう学習が深まっているのか。ベン図もフラットに見えてしまうので、きっちりみとるためには便利ではない。子どもが、データ化されてしまう
2.したがって先生の教材観が大事である。国語であったら、どういうことが想定され風景がどう変わって行くのかがポイント。
3.先生の教材観が重要である
4.情報モラルの問題→子どもたちにどこまで委ねるのか。道具箱を自己管理していくアカウント管理の 重要性。外部とつながっていくと、教師の「学び超え」が起きるので、教師と子どもが切磋琢磨することになる。
5.一人一台端末は、いろいろなものを可視化していく
6.要は、「学び」があるかないかである
7.「ごん狐」を読むのか、「文学作品の読み方」なのかが問われる。
8.「ロイロノート」の授業になっちゃう。ロイロノートは、大人では使わないので、アプリではなく大人につながる「機能」に 注目すべき(プラットホーム、Google Map、Zoom、 mentime-ta-,共同編集など)
9,学びやすさの落とし穴は、「快適」だから、自分にとって良いものしか見なくなる、 よって、。視野が狭くなる
【石井先生のお話への質問】
1.ロイロノートは、大人のツールにもつながるのではないか?
→パワーポイントと相性が良い。
→しかし、足場掛けであって、記録が残っていかないので横に板書するのと違って今の自分の立ち位置がわからなくなってしまう。また、パワーポイントは、立派なプレゼンに見えるが、「論理がない」ので詰めていかないとだめ。
2.簡単に調べられることでよいのか?
→調べて出てくるのは、あくまで情報だから、「問い直し」がなければ意味がない、つまりわかってはいないのである。
【終了】
この後、参加者の簡単な感想で終了した。今回は、2時間半近くまで石井先生にには、講義していただいた。