■日時:10月26日(月)19:15ー21:00
■場所:富士見文化会館
■授業者:柿本 隆夫
■分析者:下新原 なつみ
■参加者: 13 人(授業者・分析者含め)
■内容: 国語
1.言葉(記事・台本)を先に示すことの意図とは
2.間接的な役割(ニュースキャスター・劇の役)を演じることの効果
3.題材を実生活に即した内容にする意味
4.国語の授業で求めること
子どもたちに隣にいる友だちの言葉を深く理解してほしい
5.外国人の子ども達に国語を教えるとは
自分の母国語を日本の言葉で伝えられるようになってほしい
日本語を知ることで、母国語の言葉を表現できるようになってほしい
6.教材をどのように見つけるのか
7.子ども同士の関係について
■参観者感想
教材さがしをすることもなく、ただある教材をどう教えるかい追われていて、何を何のためにどう教えたいのかと、じっくり考えたいと思いました。 (小学校 教諭)
小5・6の子どもたちに初めて外国人の問題を取り扱ったと同時に我々にも外国人の問題をどうするのと問われた授業だった。 (すたんどばいみー)
効果を考えると同時に方法論として確立していくべきだと思いました。教師のひらめきを理論化できないかなとおもいます。 (中学校 教諭)
<授業実践>
■日時:1回目 10月10日(土)18:30-20:00
2回目 10月17日(土)18:30ー20:00
■場所:渋谷中学校開放 会議室
■授業者:柿本 隆夫
■分析者:下新原 なつみ
■参加者:1回目 子ども 13人、参観者 16人
2回目 子ども 10人、参観者 12人
■内容: 「国語」
1回目…1.模擬ニュースを見る。
2.2人組になり、ニュース原稿の元を読む。
3.それぞれの考えを入れながら、原稿を書く。
4.原稿をもとに、スタジオでニュースを読む。
5.ニュースの要点をまとめて話す。
場の設定:教室の外の廊下にスタジオを作り、撮った映像が教室で見られるようにする。
2回目…会議のような劇
1.それぞれ登場人物を選ぶ。
2.会議のような台本 をみんなで読む。
3.事例についての話。
4. いじめについて話し合う。
5.クラスの中でつらいことを話す。
6.もう一度、台本を読む。
7.クラス内での自分と友だちの様子について話す。
■参加者感想
1回目 本当にニュースキャスターになった気分になって、子ども達も少しはずかしがりながらも楽しそうでした。ただ前でニュースを読むのではなく、ニュースを読む場所を変えて、非日常な空間で活動するのがすごくよかったと思いました。 ( 小学校教諭 )
言語活動の様々なバリエーション(要約・語調・読み取り)が入る展開が大変おもしろく、子どもたちもあきる感じがないように見受けられました。 ( 大学教諭 )
2回目 外国籍の子どもたちの学校での様子を聞くことができたので、私にとても貴重でした。子どもたちは困っていることがないのか、友だちがそばにいるから言わないのか、分からないのか…。この教室では、さらっと困っていることが言える場になるといいなと思いました。 ( 小学校教諭 )
台本を読めないということの中に「ごっこ遊び」ができないことがあるような気がしました。経験の中に筋をたてて、その筋に沿って楽しむということがないことの不思議さを感じました。 ( 大学教諭 )