12月 14th, 2009
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■日時:11月30日(月)19:15ー21:00 ■場所:富士見文化会館 ■授業者:馬場 有紀 ■分析者:近藤 美紀 ■参加者: 11 人(授業者・分析者含め) ■内容: 1.接続詞と接続語の違いとは。 2.教師が児童と一対一対応になる場面に留意すること。 3.残酷な言葉の扱い(死ね・なぐりました) 残酷な言葉で、心の内にあるものを表現しているのでは。 4.物語教材の取り扱い方 5.発表の順番 構成の大切さ 6.教師と児童の関係(対置・同調) ■参観者感想 教師に対して、教師と生徒が対置するか、同調するかという関係があるという分析に納得した。(大学 教諭) 授業の中で、自分のやらなければいけないことがたくさん分かりました。教員の位置づけ、発表の構成意味など、勉強になることばかりです。「役者になりなさい」とずっと言われ続けています。明日からの授業ですこしづつでもできるようにしていきたいと思います。 (小学校 教諭) <授業実践> ■日時:1回目 11月7日(土)18:30-20:00 2回目 11月21日(土)18:30ー20:00 ■場所:渋谷中学校開放 会議室 ■授業者:馬場 有紀 ■分析者:柿本 隆夫 ■参加者:1回目 子ども 18人 2回目 子ども 8人、参観者 11人 ■内容: 1回目…国語 「筋道を立てて考える」 1.四コママンガの並び替え 2.接続語ゲーム 3.接続語の分類(6種類) 4.「そうなれば文」を作り、発表する。 2回目… 「忘れられないおくりもの」 1.物語を読む 2.これ誰の物?カードを見ながら場面を振り返る。 3.これ誰の言葉?カードに書かれた言葉が誰の言葉か考える。 4.場面のカードを並び替える。 5.タイトルをつける。 6.アナグマについて。 7.アナグマからの返事を考える。 ■参加者感想 心あたたまる物語を読むことができて、良かったです。登場人物もできごとも魅力的でした。思ったことを、素直に書いたり、行ったりできる子と、そうでない子がいたように感じました。 (小学校 教諭) 全体の内容把握から、題名、主人公への考察を、オーソドックスな授業展開でした。オーソドックスだから、子どもたちも安定して最後までついていけたようです。 「想像」が学習の中心でしたが、「想像」をどうまとめていくのかが難しいですね。意見の並列では惜しいように思います。 (中学校 教諭) この子たちは、このような文章を深く読むことができるほど、日本語を、あるいは日本語の文章を理解しているのだろうか。 (小学校 教諭)
2009年12月14日 授業研究会 11月授業研究会の報告-国語
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■日時:10月26日(月)19:15ー21:00 ■場所:富士見文化会館 ■授業者:柿本 隆夫 ■分析者:下新原 なつみ ■参加者: 13 人(授業者・分析者含め) ■内容: 国語 1.言葉(記事・台本)を先に示すことの意図とは 2.間接的な役割(ニュースキャスター・劇の役)を演じることの効果 3.題材を実生活に即した内容にする意味 4.国語の授業で求めること 子どもたちに隣にいる友だちの言葉を深く理解してほしい 5.外国人の子ども達に国語を教えるとは 自分の母国語を日本の言葉で伝えられるようになってほしい 日本語を知ることで、母国語の言葉を表現できるようになってほしい 6.教材をどのように見つけるのか 7.子ども同士の関係について ■参観者感想 教材さがしをすることもなく、ただある教材をどう教えるかい追われていて、何を何のためにどう教えたいのかと、じっくり考えたいと思いました。 (小学校 教諭) 小5・6の子どもたちに初めて外国人の問題を取り扱ったと同時に我々にも外国人の問題をどうするのと問われた授業だった。 (すたんどばいみー) 効果を考えると同時に方法論として確立していくべきだと思いました。教師のひらめきを理論化できないかなとおもいます。 (中学校 教諭) <授業実践> ■日時:1回目 10月10日(土)18:30-20:00 2回目 10月17日(土)18:30ー20:00 ■場所:渋谷中学校開放 会議室 ■授業者:柿本 隆夫 ■分析者:下新原 なつみ ■参加者:1回目 子ども 13人、参観者 16人 2回目 子ども 10人、参観者 12人 ■内容: 「国語」 1回目…1.模擬ニュースを見る。 2.2人組になり、ニュース原稿の元を読む。 3.それぞれの考えを入れながら、原稿を書く。 4.原稿をもとに、スタジオでニュースを読む。 5.ニュースの要点をまとめて話す。 場の設定:教室の外の廊下にスタジオを作り、撮った映像が教室で見られるようにする。 2回目…会議のような劇 1.それぞれ登場人物を選ぶ。 2.会議のような台本 をみんなで読む。 3.事例についての話。 4. いじめについて話し合う。 5.クラスの中でつらいことを話す。 6.もう一度、台本を読む。 7.クラス内での自分と友だちの様子について話す。 ■参加者感想 1回目 本当にニュースキャスターになった気分になって、子ども達も少しはずかしがりながらも楽しそうでした。ただ前でニュースを読むのではなく、ニュースを読む場所を変えて、非日常な空間で活動するのがすごくよかったと思いました。 ( 小学校教諭 ) 言語活動の様々なバリエーション(要約・語調・読み取り)が入る展開が大変おもしろく、子どもたちもあきる感じがないように見受けられました。 ( 大学教諭 ) 2回目 外国籍の子どもたちの学校での様子を聞くことができたので、私にとても貴重でした。子どもたちは困っていることがないのか、友だちがそばにいるから言わないのか、分からないのか…。この教室では、さらっと困っていることが言える場になるといいなと思いました。 ( 小学校教諭 ) 台本を読めないということの中に「ごっこ遊び」ができないことがあるような気がしました。経験の中に筋をたてて、その筋に沿って楽しむということがないことの不思議さを感じました。 ( 大学教諭 )
2009年12月14日 授業研究会 10月授業研究会の報告-国語
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■日時:9月27日(月)19:15ー21:00 ■場所:富士見文化会館 ■授業者:河辺 貴洋 ■分析者:松義一樹 ■参加者: 10 人(授業者・分析者含め) ■内容: 総合「分かるって何」 1.結論の提示の仕方について 2.問題解決に至る話し合いの必要性 この教室の子ども達にとって 3.「分かる」とは 分からないのに分かると言ってしまう子どもへの理解 教師の自己満足に材料として「分かる」が使われていることでの危険 「分からない」を知ることで、本当に「分かる」を知る 「分かる」のための子どもが夢中になる題材とは 4.小5.6教室の役割と授業研究の意味とは ■参観者感想 「分かる」ことについて、自分自身がどう考えているのか、議論になった時、とても深いことなのに、私は表面邸にしかとらえておらず、また児童にもその「分かる」を押しつけていたと思う。「分からない」と言える雰囲気がある教室づくり、私もこれからも考えていかなければならない。( 小学校教諭 ) 外国人の子にとって、分からないときに流してしまうことはよくあり、日本人にとって普通は分かっていることだと思ってしまい、分からないなんて恥ずかしくて言えない状況になっていると思います。その子たちにまた同じ場面になったとき、「分からないと言う」「相談する」「調べる」など、色々な行動を増やしていけるといいなと思いました。( すたんどばいみー ) 分からないことを分からないと言える場が大切だという話にすごく納得しました。人間分からないことの方が絶対多いはずなのに、それを口に出せない状況の方が多いというのは不自然で、学校の力が大きいのかなとおもいました。( 小学校教諭 ) <授業実践> ■日時:1回目 9月5日(土)18:30-20:00 2回目 9月19日(土)18:30ー20:00 ■場所:渋谷中学校開放 会議室 ■授業者:河辺 貴洋 ■分析者:松義一樹 ■参加者:1回目 子ども 16人、参観者 10人 2回目 子ども 12人、参観者 7人 ■内容:総合「分かるって何?」 1回目…1.「分かる」って何だろう? 何でクラスのみんなと仲良くしなければいけないの? 何であいさつををしなければいけないの? 2.ふくろの中身が何か考える。(野菜が入っている) (1) ふる (2) 断面図を見る (3) さわる (4) におい (5) 見る 3.野菜を切って、断面図を写す。 4.みんなの手洗いでどのくらい手がきれいになっているのかな? 手にのりをつけて、せっけんで洗う。 ヨウ素液につけて、洗えているか確認する。 5.次時の予告。なぞなぞ。 2回目…1.前時やったことの確認 2.友達と協力してクイズの答えを出す。 3.友達と協力して「放射能除去」 円の中心にある「放射能が入っている缶」を、円の外に出す。 その際使って良いのは与えられた道具と周りの先生。 ■参観者感想 1回目 ・野菜や水のりなど、実物を使用すると、児童達は興味を持つ分、盛り上がってまとめるのが大変になることや、母国語での悪い言葉に対する反応への対応の難しさなど色々学ぶことが多かったです。( 大学生 ) ・一つひとつの実験に対し、「わぁ〜」「ぎゃ〜」と騒ぐ子どもたちの姿を見て、なんだか懐かしい気がしました。自分のクラスの子だったら…と自然に考えている自分もいました。今日みたいに子どもたちが心からワクワクドキドキ興奮する授業を私もしてみたいなと思いました。「分かる」とは…。考えると難しいですね。( 小学校教諭 )
2009年12月14日 授業研究会 9月の授業研究会の報告-総合