内容:「学び合い」の考え方をもとにした授業 講師:加藤綾氏(中学校教諭)
日時:2019年8月27日(火)19:00~21:00
場所:大和市文化創造拠点 シリウス605
参加者:9名
加藤先生は数学の授業に生徒同士の「学び合い」を取り入れて実践されています。今回の学習会では、一斉授業と「学び合い」の授業の違いや、「学び合い」の考え方を教えていただきました。生徒同士が教え、教わりあう中で関係性が生まれ、新たな学びが生まれることで一人ひとりが授業の中で大切にされている様子が伝わってきました。加藤先生は、生徒の力を信じ、一人も見捨てないという気持ちを大切に授業を作られています。教育の基本を改めて考えることができた学習会になりました。今回の参加者には、教師に成りたての方から、中堅、ベテランと様々な立場の方がいらっしゃいました。それぞれの経験からの意見交換ができ、実りある学習会になったと思います。
<参加者感想>
ありがとうございました。まず、子どもたちを信じるということをがんばってみたいと思います。すごく考え方、伝え方が素敵で自分もやってみたいと思います。たくさん準備して教材研究してやってみます。(小学校教諭)
誰一人見捨てない、授業の中で学級経営するという言葉が心の中に残りました。私も学び合いの授業を実践してみようと思います。大変参考になりました。お忙しい中、ありがとうございました。(小学校教諭)
同じような思いで実践されている加藤先生の話を聞けてとてもうれしかったです。「そうだよね。」と、うなづける場が多々ありました。「つぶやき」でつなぐ、道具をそろえる が参考になりました。取り入れてみようと思います。ありがとうございました。幸せな子が増えていくとうれしいです。(小学校教諭)
「学び合い」というと、お互いに教え合うことが難しく、一方向「教える」「教えられる」関係が固定化されないかと心配になります。子どもたちは塾に行ける行けないなど資源の差が学力の差になっている現状があり、その差が固定化されたり、拡大することなく、その差を埋める、逆転できることを目指すのが教育の力として必要と思います。(中学校教諭)
「学び合い」の実践を聞くことができて大変勉強になりました。子どもたちの関わり合いを持たせる授業はとても魅力的で参考にさせていただくことがたくさんありました。阿藤先生がお話されていたように、「どっちの説明の方が伝わりやすいか」を議論する場面は想像していてもうれしい瞬間ですね。相手のことを考えられる、周りの人のために何ができるか考えることのできる子どもたちが増えていく、とても素敵な授業実践の報告でした。また、「子どもたちを信じる」という言葉がありましたが、その可能性を引き出すために、その影で先生のきめ細やかな教材研究があることも伝わってきました。お忙しい中、貴重なお話をしてくださり、ありがとうございました。(中学校教諭)