12月23日、27日、28日の三日間、初めて就学前と1年生のみを対象とする特別学習会を行いました。なぜ、こういう試みをすることにしたのかというと、外国籍児童にとって、就学前と1年生の時期の学習経験が、後の学習を進めるにあたってとても重要であることを改めて感じたからです。もちろん、このことは、日本語を母語とする児童にも言えることですが、外国籍児童にとっては、比べものにならない位、重要な時期と認識したからです。
就学前児童には、正しい鉛筆の持ち方、言葉をたくさん増やす、数を数える、比べるなどを中心に学習しました。また、1年生には、1年生で最低限身に着けさせたい数の認識、、ひらがなの確実な習得を目標にしました。また、昼食は、おにぎりづくりを体験させ、みんなで楽しくいただきました。
やって一番良かった事は、一人ひとりの学習の実態や生活の様子を詳しく把握できたことでした。また、集まった子どもたち同士がお互いに関わり合いながら学習する経験をさせることができたので、休み時間もいっしょに楽しく遊べたことです。
毎週土曜日の教室では、スタッフ不足で十分にケア出来ていなかったことを痛感しました。この学習会を行ったことで、私たちスタッフも土曜日の定例教室の運営の仕方の改善点のヒントを得られたのも収穫でした。
また、同じ日程で中学三年生に対しても学習会を行いました。高校受験に備えて、面接の練習をしました。(N)