二学期の教室が始まりました
夏休み明け
教室の雰囲気は4月のころと比べると、落ち着いた様子です。今年度から登録制にして人数の制限を設けたことで、出席する子どもたちは安定し子ども同士の関係が少しずつ築けているのだと感じました。また、ペルー国籍の高校生スタッフがいることも影響しています。日本人スタッフと外国人スタッフではできることは異なります。日本人スタッフに話せないことも外国人スタッフの方が家庭や学校での悩みを自然に話すことができたりします。だからこそスタッフは様々な視点から子どもたちを見てあげられたらと強く思います。
やりづらさ
英語教室では、子どもたちが楽しそうに勉強する姿がうかがえます。勉強を教えていく中で、勉強ができること子とそうでない子を一緒に教えるのは厳しいという話がスタッフ間で出てきました。たしかに勉強を教えていると、学習の差が大きいと教えづらかったり、やりづらかったりする場面があります。しかし、勉強に差がある子どもがみんなで学習することに意味があると考えます。ここで学習の差に応じて子どもたちを分けてしまうと、できる子とできない子のレッテルをはることにつながります。日本人ならまだしも、外国人の子どもたちにまでその状況をこの教室で生み出すことはしたくはありません。やりづらさはあると思いますが、子どもたちのためにもスタッフがもがいていく必要があると再認識しました。
子ども達から見えた国際教室
小学4年生の女の子の算数ドリルを見ると付箋が貼ってありました。そこには国際級の先生から塾(エステレージャ)ではこの部分ができていないので教えてあげてくださいということがかいてありました。学校や国際教室ではその子がエステレージャの話をしてくれていて、頼れる場になっているのだと感じました。しかし、わからない部分を学校ではなくほかの場所(エステレージャ)にお願いすることは少しずれているようにも思えました。本来わからないことは学校で学習し身につけるべきだと思います。宿題にわからない問題を出すことには抵抗を感じますが、こういった子がこぼれ落ちていかないようにエステレージャのような教室で見ていく必要があると考えます。(BT)