第4回 学習会&先輩ママの体験談

内容:外国人の子ども理解のための学習会/先輩ママの体験談(仕事と育児の両立・アドバイス)

日時:2017年11月25日(土)14:00~15:30

場所:大和市文化創造拠点シリウス 608和室

参加人数:8名(大人5名 子ども3名)

 

第4回の学習会では、今年の夏に行われた「外国にルーツをもつ子ども支援ボランティア養成講座」より、「大和市の外国人の子どもたちの実態と外国人支援の仕組み」について、資料をもとに講師の方にお聞きした内容をお伝えしました。大和市にはたくさんの外国籍の子ども、また日本国籍をもつが日本語の支援が必要な子ども、編入してきて日本語が分からない子どもなど、外国にルーツをもつ様々な子どもがいることが分かりました。しかし、国際教室が設置されていない学校があったり、支援にあたる人員の確保が不十分であったりと、まだまだ課題は残されています。なるべく早く、適切な支援を受けられるような体制づくりを望むとともに、私たち教員も理解をもって、外国にルーツを持つ子どもたちと関わっていくことが必要だと感じました。

後半の茶話会では、「先輩ママの体験談アンケート」をもとに、育休から復帰して3年以上働いている先輩ママからお聞きしたことをお伝えしました。育休から復帰して大変だったことで多かったものは、子どもが病気の時の預け先、仕事にじっくり取り組む時間が少ないことなどでした。大変なこともあるけれど、どのママも共通して心がけていることは、周りの人の力を借りて、全てを完璧にしようと思わずに、適度に頑張っていくことのようです。

今回参加された方の中で、復帰の時期について悩んでいるママがいらっしゃいました。子どもの成長を間近で見られる時期は限られていて、一緒に過ごしたい気持ちもあるけれど、上手に遊んであげられる自信を持てず、仕事にブランクが空くことへの不安もあるということでした。育休を長く取られたママは、子どもの遊び方も変わってくるし、立ったり歩いたりする瞬間を見られるのはやはりうれしい。幼い時期に親と関わる中で、たくさん自信をつけさせてあげたい。どのママも自分の子と他の子とを比べて落ち込んだりしてしまうけど、育て方はそれぞれ子どもに合わせてできるやり方でいいのではないかとおっしゃっていました。お話を聞きながら、情報があふれる中で、ママたちは日々悩みながら、自分の子どもにとって良い方法を模索されているのだと感じました。他のママの経験や考えを聞くことで、参考になったり、肩の力が抜けたりするといいと思いました。

次回は今年度最後の学習会です。ママたちがつながり、参加して安心してもらえる場所にしたいと思います。

<参加者の感想>

・今日は貴重な場にご一緒させていただきありがとうございました。外国にルーツのある子どもたちのことを改めて考えないといけないと思いました。きっと日本は、これからもどんどん外国籍の子が増えていくと思うので…。先輩ママにお話を聞けて、とても勉強になりました。また、このような勉強の場があれば参加したいです。ありがとうございました。

・育児に関する悩み、仕事との両立の悩みなど、悩みはつきませんが、1日1日無事に過ごせたらOK。その積み重ねの中で、少しずつ仕事のエンジンをかけていきたいと思います。今日はありがとうございました。