2018年1月20日に基金の会を開催しました。前年度より、今までの「報告会」の形をとりやめ、すたんどばいみーと基金の会の新しい形を模索しましたが、結果的には新しい形が見えないまま1年が過ぎてしまいました。何事にも言えることだと思いますが、「新しい形をつくりたい」という思いだけでは形はできあがらず、「新しい形」に、どのような理念を反映させるのかを検討する必要があります。しかし、「理念」には総論と各論があり、総論に賛成でも、各論の部分では意見の一致を見ないことがあります。そのずれの調整がうまくいかなければ、「新しい形」も作り出せなくなるのです。今年は、そんなズレの調整の年だったかと思います。
しかし、ズレの調整の中で、別の新しい動きも出てきました。それは、すたんどばいみーの活動参加者が、もっとEd.ベンチャーに距離をおいて、自立的に取り組みたいという意見表明をしたことです。これはこれで、とても大切なことであると思います。もちろん、そうした動きは双方に痛みを伴いますが、それこそ「生みの苦しみ」というものだと思います。この痛みが双方にとってどういう意味をもつものだったのかは、この先のそれぞれの活動が証明してくれることと思います。
というわけで、2018年1月20日の基金の会は、昨年度同様、すたんどばいみーの活動スタッフ13名からの作文発表と、保証人事業2名の作文発表でした。参加者は総勢16名でした。