日時:2023年10月5日(木) 19:30~21:00(Zoomによる)
参加者:6名
内容:地域と学校の連携
講師:漆原豊和氏(児童養護施設職員)・西岡歩氏(中学校教諭)
今回の学習会では、学校と地域がどうかかわりを持って、どう繋がっていけるのかということをテーマに、子どもたちが生活している場である児童養護施設の職員である漆原豊和氏と、その学区にある学校に勤務している西岡歩氏からお話を伺いました。
今回の学習会の企画は、昨年度、西岡氏の勤務する中学校で、漆原氏に施設のこと、子どもたちのことを講演していただいたことがきっかけとなりました。
漆原氏からは、講演をしてから連携がスムーズに取れるようになったことや、生活している子どもたちも多くの先生から見てもらえていると感じている様子であること、西岡氏からは、講演後の先生たちの反応や変化などのお話がありました。
また、繋がることのきっかけやそこから得られたことだけでなく、逆になぜこれまで繋がれなかったのかという疑問についても話題に挙がりました。講演をしたことで先生たちの認識が変わった、ということは、声が挙がらないと気づけないということ、先生たちの間に偏見があったのではないか、そのような課題も浮かび上がってきました。
学校の先生がゆとりをもって子どもたち、地域の声を拾っていくことができなければ、埋もれてしまう声がたくさんあるのだということを改めて認識し、忙しすぎる学校現場にもどかしさを感じながら、それでも拾っていかなければと強く感じる学習会でした。