2024
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6月15日理論学習会開催 理論学習会では、6月15日に下記のテーマについて学習会を開催します。 ご興味のある方は、ぜひお越しください。 学習会テーマ 「子どもが戦争と平和への理解を深めるためには」 日時:2024年6月15日( 土 )13:30~15:30 場所 :大和市文化創造拠点シリウス 60 7 新型コロナウイルスが世界規模で感染拡大したあとの世界では、各地域で紛争が起こっています。ウクライナや中東での戦火は収まる気配が全く見えず、「平和」や「安全保障」を理由に、この国でも軍国化していることが危惧されます。 今、日本国内の動向、世界情勢など、「平和」が大きな転換点を迎えています。 学校は、平和な未来に向けて、子どもたちに何を伝えていかなければならないのでしょうか。学校だからこそできることは何か、参加者の皆さんと議論をしていきたいと思います。ぜひご参加ください。 お互い顔を合わせ、言葉を積み重ねていきたいと思います。皆さんの会場でのご参加をお待ちしています! 6月理論学習会チラシ(PDF)←ダウンロードはこちらから オンラインでの参加も可能です!オンラインで参加希望の方は、 所属・お名前を下記eメールアドレスまでご連絡ください。 連絡・お問い合わせ先:rironngakusyuukai@gmail.com
2024年06月13日 理論学習会 6/15学習会を開催します
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理論学習会報告 日時:2024年4月27日(土) 13:30~15:30 場所:シリウス603 テーマ:「戦後の学力観における学校現場の限界」 参加者:8名 今回は、戦後から現在までの「学力」の変遷に焦点をあて、時代ごとにどのような「学力」が求められてきたのかについて、整理しました。経済界が要求する人材育成と学校で子どもたちに求める学力観がつながっていて、時代と共にどんどん色濃くなってきていることが分かります。 戦後すぐ1947年には、経験主義の考え方に影響を受けた児童中心の教育観があり、まだ教科書がなく、教師が自分たちの裁量で教材を見つけてくるなど、各地域ならではの教育実践が数多くある時代でした。 その後、1958年以降、知識や技能の系統を重視する系統主義に変わっていきます。高度経済成長期の日本では、程度良質で均質な労働力の育成が求められ、経済成長を支える人材育成が進められます。 1980年以降はゆとり教育、1989年以降は個性重視と生きる力がキーワードとなり、社会の変化に対応していける「自己教育力の育成」への転換が謳われました。この頃、高度経済成長期が終わり、日本と同じ製品を外国でも作れるようになった結果、新しく高度で付加価値のある製品を生み出す必要が出てきました。 1998年ゆとり教育の拡大によって学力低下や学力格差の拡大が課題となり、脱ゆとり教育へ転換していきます。確かな学力や豊かな人間性、健康・体力を柱とする「生きる力」の育成に重点が置かれます。 現在は、予測困難な時代の中でも、自ら課題を見つけ、自ら学び、考え、判断して行動していく力が求められています。変化の激しい社会で生き抜く力を子どもたちに身につけようと、プログラミングや外国語など、さまざまなことを教えようしています。しかし、一方で不登校児童数は増加しており、その中でも無気力や不安から学校に来れない児童が半数以上いることが分かります。 また、都市部の学校に行くほど、クレーム対策としてクラス間の格差を減らそうと、教材や指導の仕方をそろえようという動きがあり、教師の裁量でのびのびと指導できる幅が狭くなっているところにも、学校の窮屈さを感じます。 子どもたちが安心して学べる学校をつくるにはどうすればよいのか、引き続き、次回以降の学習会でも考えていきたいと思います。
2024年05月22日 理論学習会 【報告】4/27学習会