初めての保護者会
4月16日、保護者会を開きました。エステレージャ・ハッピー教室では初めての保護者会でした。5月から、教室の参加方法を変更し、1か月に100円を参加費として徴収することになり、保護者の方に趣旨を説明するためです。
当日は11人の保護者の方が集まってくれました。教室の説明、スタッフ紹介、参加費の徴収について説明をした後、個別面談の時間を設けました。子どものこと、家庭のことなどについて保護者の方とスタッフが話をしました。教室に来ている子どもの家庭での様子や、日本に来る前の母国での学校での様子などを保護者の方から聞くことができ、子どもの理解を深めることができ、有意義な時間でした。
保護者の方と話す中で、共通して困っていることとして、学校からのお便りが分からなくて困っているということがあげられました。
4月は進入学、新学年への進級の時期です。学校からは、家庭環境や健康についての問い合わせの書類、学年便り、学校便り、給食や集金に関するお知らせ等、さまざまな種類のお便りが毎日配られます。次から次へと子どもは学校からのお便りを持ち帰ってきます。お便りには、読んで理解しておけばよいものと親が記入して学校へ提出しなければならないものなど、家庭での取り扱いも様々です。ルビが振ってある場合もありますが、ルビが振ってあっても理解できない日本語があり、お便りの内容が理解できないことが多くあります。日常会話では十分に日本語で意思疎通ができていても、漢字の混じった日本語で書かれたお便りを理解することは、外国人の保護者にとっては難しいことです。外国人の保護者は学校からのお便りをどうしているのでしょうか。日本語の分かる友達に聞く、職場の人に聞くなどしているようです。中には、子どもをエステレージャに送ってくる時にスタッフに聞いているという人もいます。子どもが高学年や中学生になると、子どもに聞くことも多くなり、学校へ提出する書類も子どもが親に代わって記入するようになってきます。こういうことは理解してはいても、実際に保護者の方から聞くことがなかったので、外国人の保護者の方の大変さを改めて感じました。そして、子どもの支援だけではなく、時には保護者の支援をしていくことが必要であることを再認識しました。(S.H)