4月子どもたちの様子その2

4月 子どもたちの様子 その2

新型コロナウイルス感染拡大防止のための措置が続いています。
今月も先月に引き続いて、子どもたちの様子をお知らせします。

 Dさん・Fさん・Gくんの3人はきょうだいです。母親が仕事で留守の時で、アルバイトがない日には長女で高校生のDさんが家の掃除や食事の支度をしています。Dさんは次の週には毎日バイトが入ると言っていました。中学生のFさん、小学生のGくんはふたりとも家から出ることはほとんどなく、宿題をしたりゲームで遊んでいるようです。Fさんはこの4月から2年生になりましたが、前から仲の良い友達も一緒になったそうです。Gくんは3年生になりましたが、4月からの新しいクラスでは仲の良い友達が1人しかいないということです。またGくんは算数以外の勉強が苦手なようです。二人とも次第に勉強が難しくなってくる学年なので、長い休校期間がどんな影響を及ぼすか、少し心配しています。ただふたりとも元気に過ごしている様子なので、そこだけは安心しました。

 小学生のHさんはお母さんと外出する以外は家の中で過ごしているようです。新学年になってからの新しいクラスは楽しいようで、学校に行けないのがつまらないと話していました。以前、Hさんは母語であるスペイン語を話すことを嫌がるそぶりを見せていたのですが、今はスペイン語を拒否するような様子は影を潜めたようです。お母さんはHさんにはスペイン語を忘れないようにしてほしいという想いを持っています。またお母さんは今の時期、やはり母国のコロナウイルスに関する状況を心配しています。

 Iくん、Jくん兄弟も元気に過ごしている様子です。Jくんが通う中学校では先生方が休校中の課題をポストに届けてくれているようです。お母さんは今は仕事がないので家で休んでいるということでした。やはり母国のコロナウイルスの状況が心配な様子です。
 以前教室に通っていた二人の兄のKくんは、この4月から専門学校に通うことになっています。入学手続きは無事に済んでいる様子でした。外国人の子どもたちにとっては入学手続きといった事務手続きが想像以上にハードルが高い場合があるので、無事に手続きが終わっているということを知って安心しました。(SH,TH)