7-8月 コロナによる公共施設の規制が緩和されて・・・
7月より、大和市内のシリウス等の公共施設が利用できるようになりました。
エステレージャ教室も人数制限や体温計測等、コロナ対応をしながらではありますが、ようやく子どもたちと顔を合わせての開催をすることができました。施設の利用人数に定員が設けられ、7~8月は全員の子どもたちを呼ぶことはできませんでした。そのため、大和方面、座間方面にグループを分け、それぞれ隔週毎に来てもらうようにしました。
はじめは、両グループとも1~2名の参加でした。それでも、教室開催を知り、来てくれたということは、外国人の子どもたちにとってこの教室が必要なのだと感じました。8月に入り、人数も徐々に増えてきて、子ども同士の会話も聞こえてきます。相変わらず元気な子、少しふっくらした子、少し大人っぽくなった子、久しぶりの再会です。話を聞いていると、学校は例年とは異なる状態であることが伺えます。
子どもたちの話を聞いていく中で、外国人の高校生スタッフの話を聞いて、気になることがありました。内容としては、コロナ期間中の4~6月の学習は自習として突きつけられ、その範囲も定期テストに含まれるということでした。学校がスタートしても復習からは始まらず、次々に単元が進んでいったようです。自習を通してみんなが学力をつけられるのであれば、授業を受ける必要はないのではないかと思います。ただ、それでは追いついていけない子がいます。今回のコロナ期間中は、そういった子たちが学校や先生たちの手からすり抜けていったのだと思います。さらに、外国人だと周りからの情報が少ないことや、情報があっても気がつけない現状があります。
学校は少しずつ以前の頃のように戻りつつありますが、子どもたちの心や家庭環境は元には戻っていないように感じます。この問題はエステレージャ教室だけでは解決できないかもしれません。ただ、時間をかけて子どもたちと向き合い、考えていきたいと思います。(T.B)