久しぶりの更新となります。
2023年3月のエステレージャ教室で、今度小学校を卒業するC君に、小学校の6年間はどうだったのか、「ちょっと何か書いてごらんよ」とふりかえってもらいました。すると、こんな「ふりかえり」をまとめてくれました。
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1年のときはべんきょうがめんどくさかった
2年のときもめんどくさかった
3年のときもめんどくさい
4年のときもめんどくさい
5年はちょっとおもしろかった
6年はバスケにむちゅうだったからわかんない
でもともだちがいたから 6年間 ちゃんとでわないけど
がっこうにいけた。
だから6年間ぜんぶひっくるめたらたぶんがっこうはおもしろかったとおもう
中学にいったらさいしょはあたらしいともだちをつくる
そのつぎは ばすけをがんばる
そのつぎは ない!!!
でもぜんぶがんばるから だいじょうぶ
おわり
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確かに、C君はいつも教室に来るときは何も持たずやってきて、いかにも「めんどくさい」雰囲気を醸し出しています。それでも、根っこまでふてくされてしまっている雰囲気はなく、まだどこかに素直なところが見えています。好きなことには素晴らしい集中力を発揮するし、うまくすると、勉強にもしっかりと取り組みます。きっと「めんどくさい」というのは口実で、実は何か夢中になれることを探しているようにも見えます。エネルギーを持て余している、というか、燻ぶらせているというか・・・。
その彼が、ブツブツ言いながら、結局「小学校は楽しかった」と総括してくれました。
多分、勉強で分からないことがたくさんあるのだと思います。それでも楽しくやれたのは、彼に「ともだち」がいたからでしょう。中学に入っても、真っ先に友だちを作ると言っているのは、やはり人と人とのつながりが、日々の生活を送るうえで決定的な意味を持っているのだということを示してくれているのだと思います。勉強ももちろん大事ですが、それよりもまず、人と人とのつながりを作っていくことが、どれだけ大切なことなのか、気付かされました。