【報告】外国人の子ども理解の学習会(国際教室の役割、担任の役割を学ぶための学習会)
テーマ「国際教室って何をするところ?」
日時・会場:4月22日(水)19:00~21:00 Zoomミーティング
参加人数:30人
4月22日、2020年度の国際教室の役割、担任の役割を学ぶための学習会を開催しました。
今回は、新型コロナウイルス感染症対策の影響により、会場を借りることができない状況でしたが、ネットミーティングを活用した開催に変更して実施することができました。
まず国際教室担当の経験を持つスタッフから、国際教室の枠組みとその役割について、さらに担任としてどのような支援ができるのかについて、自らの経験に基いた話題提供を行いました。
さらに、当事者としての経験を持ち、中学校教員として外国にルーツを持つ子どもたちと関わっているスタッフから、学校にはどのような外国にルーツを持つ子どもたちがいるのか、かれらがそれぞれのルーツ、アイデンティティとの葛藤などにどのように向き合っているのか、ということについて話題提供しました。
参加者の方々からは、「自分の学校、学年、クラスの外国籍の生徒に対する支援の体制について改めて考える機会になりました。また在留カードなど知らないことも多く、勉強になりました」、「居場所になるような国際教室を目指したい」などの感想が寄せられ、今回の学習会を通じて、国際教室への理解を深めていただけたこと、子どもたちに向き合うためのエネルギーを得ていただけたことが分かりました。
また、「学校内においてどのような位置づけにすることもできるので学校によって受けられる支援内容に差が出てくるから、国際教室の在り方について考える学習会は必要だと感じました」という感想もあり、国際教室が設置されたとしても、学校のみならず教員によっても理解は様々なので、今後も学習会を継続していく必要があると感じました。
参加された方の中には「隠れ外国人の話を聞く度に、自分の帰国子女の経験と重ねて聞き、『英語できるでしょ』とか何かしらのレッテル?決めつけ?をされるのが嫌だった、高校に進学してから、海外に行っていたことをプラスに捉えられた」と自らの経験を振り返り、自分自身の経験を生かして子どもたちと向き合っていこうと新たな意気込みを語る先生もいました。
今回は、ネットミーティングでの不慣れな状況でしたが、多くの方々にご参加いただきました。ありがとうございました。(NA)