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「誰もが人間らしく生きられる世界をめざして」の著者である、東京大学名誉教授の石田雄先生をお迎えして、学習会を行いました。今回は、石田先生のお住まいの近くである、文京区に出向いて行う形でした。 当日は、石田先生から「軍隊経験者として、世代間対話に向けて考えたいこと」として、お話をしていただいた後、参加者全員で対話形式で進みました。石田先生の貴重な戦時中の体験、戦後の組織・権力の歴史、またその当時と類似する現在の震災・原発の問題、教育の可能性、言葉をどのように獲得していくのか、これからの日本の経済・産業の在り方についてなど、非常にたくさんの話題が挙がりました。
2011年09月01日 理論学習会 8月の理論学習会のご報告
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8月の理論学習会で、お話していただく石田雄先生の「誰もが人間らしく生きられる世界をめざして」の講読を行いました。報告者は、大野原小の吉間先生、三澤先生、大和中の岩崎先生、佐藤先生、南林間中の池田の5名でした。当日は、準備が不十分であり、議論を重ねるような報告ができなかったため、再度、報告者等で集まり、学習会を行いました。地域社会の中での学校の在り方、学校の中での教員の在り方や立場性、子供たちに何を教えるのか、どんな言葉を持たせるのかといったことについて話しました。
2011年09月01日 理論学習会 7月の理論学習会のご報告
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1・2月、連続講座の1回目として、一橋大学社会学研究科准教授山田哲也先生を講師にお迎えして、「格差・貧困問題と家族(1)」というテーマで、学習会を行いました。格差・貧困についての基本的な枠組みのお話の後、山田先生が参加された地方都市の団地における「生活困難層」調査の報告をしていただきました。その後参加者による質疑応答が行われました。2月の教育講演会のテーマと関連しており、興味深い内容でした。2月の2回目では、団地における調査の、具体的なケースの紹介や分析結果、とくに子供や学校に関することについて、お話しいただく予定です。
2011年02月10日 理論学習会 1月の理論学習会のご報告
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2月の教育講演会の講師である湯浅誠氏に関する文献講読を行いました。報告者は「反貧困の学校」が松義一樹氏、「若者と貧困−いま、ここからの希望を」が清水睦美氏、「誰もが人間らしく生きられる世界をめざして」が柿本隆夫氏でした。それぞれの報告を受けて、意見交換を行い、湯浅氏がどのような考えを基に行動されているのか学習しました。今回の学習会を受けて、1月にもう一度湯浅氏の著書である「反貧困」と「岩盤を穿つ」の講読会を行います。
2011年01月13日 理論学習会 12月の理論学習会の報告
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10月の理論学習会は、事例研究の予定でしたが、人数が集まらなかったため出席者による情報交換会となりました。各学校とも、前期末ということで忙しいようで、残念でした。 10月に行えなかった事例研究を、11月1日に行いました。事例は「国際教室がない学校における外国籍生徒への対応」でした。受験を控えた外国籍生徒への対応、国際教室開設に向けての準備等について、意見交換を行いました。国際教室担当者からの、開設時の取り組みなど、具体的なアドバイスも出ました。 この事例研究は、模擬学念会という形式で行います。さまざまな立場の人間が参加することで、より深みのある意見交換になると思います。先月に引き続き、今回も参加者が少なく、担当として、より多くの方に声かけをしなくてはと思いました。
2010年11月22日 理論学習会 10月、11月の理論学習会の報告−事例研究
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7月の「子ども学序説」の講読会を受けて、著者である浜田寿美男先生をお迎えして講演会を行いました。「子どもたちにとって学校はどのような意味をもつのか」というタイトルで、今の時代、「子ども」とはどのような存在で、その中で学校が担っていく役割等についてお話していただき、その後参加者も含めた意見交換を行いました。お話の中にあるような学校を実現させるには、課題も多いですが、少しづつでも変えていかなければという思いました。今回はその支えとなるお話を聞くことができた講演会でした。 ■参考文献■
2010年09月24日 理論学習会 8月理論学習会の報告〜「子どもたちにとって学校はどのような意味を持つのか」〜
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8月の理論学習会で講演していただく、浜田寿美男先生の「子ども学序説」の講読を行いました。 報告者は大和中小林先生、つきみ野中村本先生、西鶴間小馬場先生、椎野先生、南林間中池田の5名です。各先生から各章の報告の後、参加者全員による意見交換を行いました。「学校のまなざし」にいつの間にか染まっている教師や、学校や教師のあるべき姿などについて議論されました。今回の学習会を受けて、8月2日(月)に浜田先生をお迎えして、講演会を行います。夏休み中ですので、皆様お誘いあわせの上、ぜひお越しください。 ■参考文献■
2010年07月20日 理論学習会 7月理論学習会の報告−『子ども学序説』を読む
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5月10日にEd.ベンチャーで作成した「国際教室担当マニュアル はじめての国際教室」の解説を行いました。作成に関わった松義一樹先生と家上幸子事務局長から、内容の解説や作成検討会議で議論に上がった点などを紹介をしてもらいました。その後、参加者で意見交換を行いました。このマニュアルは、各校に送付しており、国際教室担当者だけでなく、外国籍児童生徒が在籍している学級担任にも是非読んでほしいと思います。そのためにも、このマニュアルの周知をさまざまな方法で図れればと思います。今回は、年度初めということもあり、参加者が少なかったのが残念です。
2010年06月29日 理論学習会 5月の理論学習会の報告−「国際教室担当者マニュアル」解説
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1月11日と、2月1日の2回にわたり、中京大学のましこひでのり先生を講師にお迎えして、学習会を行いました。 1回目は、「移民二世児童の文化資本と学校適応:第二言語の臨界期仮説/『10歳の壁』論/学校文化」というテーマで、ニューカマーの言語獲得、成長段階・社会環境と言語獲得関係などについてお話ししていただきました。 2回目は、「社会言語学の視点から教科指導を考える」というテーマで、ましこ先生のご専門である、社会言語学について解説していただき、その観点から学校教育についてお話していただきました。これまで理論学習会では扱うことがなかった社会言語学という新しい学問に触れることができ、日頃の自分の指導を振り返る機会となりました。
2010年06月29日 理論学習会 1月、2月の理論学習会の報告
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11月9日の理論学習会では、8月の授業研究会で行なった授業をきっかけに、広瀬由美子先生に「仮説実験授業《ふしぎな石―じしゃく》」の講義をしていただきました。参加者が授業を体験する形で行なわれ、授業を進めながら、児童生徒への指導の仕方や留意点について話をしてくださいました。 参加者からは授業の楽しさや発見、驚きがあったという声や、「予想して実験することで答えがわかる流れが面白い」、「知らず知らずのうちに1つの結論に収束していくことが面白い」という感想があげられました。
2009年12月02日 理論学習会 11月の理論学習会報告-仮説実験授業