内容 「障害者差別解消法」について知ろう
講師 向川純平 弁護士 横浜法律事務所
日時 2017年6月1日(木)19:00~21:00
場所 大和文化創造拠点シリウス610号室
参加者 14名(講師を含む)
もし職場など身近に障がいを抱えている方に出会ったら、皆さんはどうかかわるだろうか。できることを手伝う、必要だと思われることをやってあげる、などだろうか。今回の講演会を聞いて、当事者との建設的な対話を通して、「できること」・「できないこと」を話し合うことの大事さを感じた。
法律は私たちの日常生活とあまり結びつかないイメージがあるかもしれない。しかし、向川さんの講演は、私たち一人一人(教育者、学生、一般市民など)に何ができるのか、と考えさせられる内容だった。向川さんが危惧していたように、分離教育の元では、その後の人生の過程でずっと分離され、お互いがお互いのことを知らないまま生活していくことになる。そうではなく、目の前に困っている人がいれば、本人が何に困っていて、どうしたいのかを私たちは知り、そして必要な時には何かアクションを起こすこと。それが、私たち健常者にとっても生きやすい社会にしていくために大事なことだと思う。
~以下、参加者からの感想~
「本人の意見を知る」が一番胸に刺さりました。教育としてよかれと思ってやっていること、親が要望していること、その間だったり、どちらでもないこともある。つねに模索する必要があると思った。ありがとうございました。(中学校教諭)
法律や合理的配慮について全く知らなかったのですが、わかりやすくお話いただき、ありがとうございました。学校への要望というのは多々ありますが、法の理解をしつつ、保護者と建設的に進めていくのが大事だと思いました。(中学校教諭)
公立小学校で一年の担任をしています。グレーゾーンといっていいのか、そういう子どもたちへの合理的配慮という視点と、教育の本質というところは、共通するものがあると感じました。困っている子が助かることは、まわりにとっても助かることが多い気がしました。(小学校教諭)