講座「労働法と学校教育のつながりを探る」(全2回)を開催します
選挙権年齢を18歳以上へ引き下げる公職選挙法の改正や、改正労働者派遣法の成立など、気がつけば世の中の仕組みが根本的に変わる大きな法制度の変更が矢継ぎ早に行われています。「3本の矢」どころではありません。
このような動きを見ていると、もしかしたらこれまで私たちは知らず知らずのうちに、モノやサービスを「消費」することを通して社会参加することしかしてこなかったのではないか?若者たちや子どもたちには「消費」することを通しての社会参加しか教えてこなかったのではないか?という疑問が沸々と湧いてきます。
そして、このまま私たちの子どもは、「誰か」にとって使い勝手のいいだけの「労働力」として、そして「消費者」として、消耗品のように使い捨てにされてしまうようになってしまうのではないかという不安と疑念も強く感じるようになりました。特に弱い立場にある子どもたちを思い浮かべたとき、かれらに対して何をしてあげられるのか、しっかりと考えておく必要があると思います。
こうした思いから、「労働法と学校教育のつながりを探る」というテーマで、2回連続の講座を企画しました。労働に関する法律の知識を、学校ではどこまで扱えるのか、正面からカチッと考えたいと思います。
来年度は投げ込み教材を用いた2~3時間のカリキュラムを作成したいと思います
今回の講座は2回とも、現在の労働のありように非常に詳しい講師をお招きしお話しいただきます。
第1回目は「学校教育につなげる労働をめぐるルール」という題目で、県中央地域連合事務局長の鍛冶先生に労働法を中心にお話しいただきます。
第2回目は「ブラック企業の実態と対処法」という題目で、弁護士の嶋崎先生に現代の労働実態についてお話しいただきます。
子どもたちが社会に出た時に自分の身を少しでも守ることができるようにするためには何をどのように教えたらよいのかについて、多くの事を学ぶことができる貴重な機会にできるのではないかと考えています。
開催日時と場所は以下のとおりです。
第1回「学校教育につなげる労働をめぐるルール」
講師:鍛治 邦彦 氏(県中央地域連合事務局長)
日時:2015年10月20日(火)19時~
第2回「ブラック企業の実態と対処法」
講師:嶋崎 量(ちから) 氏(弁護士・神奈川総合法律事務所所属)
日時:2015年11月24日(火)19時~
会場:両日ともに冨士見文化会館(大和駅徒歩3分)
参加費 1000円
保育設備あり(準備の都合上、事前にお知らせください)
私たちはこの学習会を受けて、来年度は投げ込み教材で2,3時間のカリキュラムを作成することを検討しています。
多くの方々のご参加をお待ちしています。