4月 授業研究会 報告
「日本型雇用の昨日、今日、明日」
日時:28年4月20日(水)19:00~21:00
場所:冨士見文化会館
講師:鍛治邦彦氏 日本労働組合総連合会 神奈川県連合会 県中央地域連合
参加者:13人
授業研究会第2弾は、労働教育の背景となる現在の社会背景や課題、今後向かうであろう社会イメージについて、鍛治邦彦氏に講義をしていただきました。今の日本の雇用形態である「日本型雇用」が成立した歴史、実態について詳しく教えていただきました。また、女性の社会進出や、家族形態の変化、非正規労働者の増加から見られる実際の社会状況と日本型雇用の比較から浮き上がる課題についてもお話しがありました。
「同一労働・同一賃金」という言葉が聞かれるようになった今、日本型雇用を守り抜くべきなのか考える時がきているのかもしれません。全体像を見ながら考えることが、これからの労働を捉える一歩だと感じました。そこが労働教育の土台になるのだと思います。(下新原)
<参加者感想>
「グローバルスタンダード」から押し進められた会社、株主、社員との関係がとてもわかりやすかったです。「同一労働・同一賃金」の語る・形作るゆくえについては自分たちで感じとっていかなければならない課題だと感じました。(中学校教諭)
今、非正規や契約社員、パート、アルバイトが増えているのが、企業が海外に進出しているのが原因だとは知りませんでした。また、女性が働ける社会、結婚が遅くなっていることで、ライフサイクルが変化してきているため、非正規などが増えているのだと思いました。本日はありがとうございました。(学生)
教育は身近なことに結び付けて考えられるかで知識が残るかどうかかわってくると思った。小学校での授業で、基礎知識+身近な問題に結び付けられるかが必要だと感じた。(すたんどばいみー)