【6月2日 理論学習会報告】
主題 実践報告会 小学校・中学校の現場から
講師 横山勇気 教諭(小学校) 大橋むつ子 教諭(中学校)
日時 2021年6月2日(水)19:00~21:00
会場 オンライン
参加人数 21名
小学校と中学校からお二人の先生に実践報告をしていただきました。クラスで出会った弱い立場に置かれている子どもに対して、担任として寄り添い、粘り強く取り組みを続けていく中で、本人や周囲の状況が少しずつ前向きに変化していく様子が分かりました。
まず、担任がその子を守るという信念をもち、積極的に関わること。働きかける過程で、担任の姿勢が周りにも伝わり、クラスや学校全体がその子の居場所をつくっていました。また、その子を支えるため、支援級担任や国際担当教諭、養護教諭やスクールソーシャルワーカーなど、周りを巻き込んで支援の輪をつなぎ、チームで対応することが欠かせないことも分かりました。
後半は「実践の中で子どもにとって資源になったことは何か」をテーマに、グループに分かれ意見交換をしました。資源は「人と時間と場所、人とのつながり、子どもたちと向き合い続けること」など様々な意見が出ました。家庭で資源が少ない子ほど、学校の役割が重要になってきます。弱い立場に置かれる子をいかに資源とつなげるかが課題です。
今回の学習会を通して、教師として大切にすべきものや今までの自分の実践を見直す貴重な機会をもつことができました。