理事推薦:『学校へ行けない僕と9人の先生』

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棚園 正一「学校へ行けない僕と9人の先生」(双葉社2015年)

 不登校の当事者が、小中学校時代に出会った先生たちについて、エピソードを基に描かれたコミックです。
 不登校児童・生徒数は12万人を超えた状態が続き、学校や公的な教育相談機関だけでなく、医療、フリースクール、塾・家庭教師など教育産業も含めて、様々な支援者が不登校対策に取り組んでいます。そのような支援者や学校の先生の振る舞いを子どもの視点から描いてあるのが、本書です。コミックなのでエピソードの内容は特徴的なことに要約され、著者の感じられたことなので、一般的な話ではないかもしれません。ただ、支援者のあり方としては、いろいろ考えさせられるし、「僕の周りでもこういう人いるなー」と思わず笑いそうになってしまいます。不登校児童・生徒の社会的な自立(?)を目指しての支援…果たして誰のために行われているのでしょうか。
 自分の足元見ないといけないな…振り返るためにもご一読をおすすめします。