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1/26授業研究会(オンライン)開催 授業研究会では、1月26日(火)にオンラインでの研究会を開催いたします。 テーマ:『授業づくりの深め方-「よい授業」をデザインするための5つのツボ-』 (石井英真著、ミネルヴァ書房、2020年)から学ぶ 日時:1月26日(火)20:00~ 新型コロナウイルス感染拡大予防のため、Zoomを利用したオンラインでの研究会となります。 参加ご希望の方は、担当者(内藤)までメールアドレスをお知らせください。 ミーティングIDとパスワードをお知らせいたします。 参加申し込み連絡先 junko.16@ray.ocn.ne.jp 担当者:内藤(携帯 090-4391-3956)
学校支援活動
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保証人支援の経過と成果 保証人支援の経過と成果 Nは高校入学の際にEd.ベンチャーのメンバーが保証人となり、①社協の高校支度金、②県の奨学金の2種類の借入を行った。2014年3月に学校を終え返済が始まったが、就職はせずアルバイトと趣味で過ごすという非常に不安定な生活が続き、返済が滞るようになった。そこで2015年から保証人事業で月1回の面談を設定し、返済・生活状況の確認とアドバイスを行うようにした。生活が落ち着いてきた2016年からは、1月と7月の年2回報告会を開き、返済・生活状況を確認してきた。その結果①は2017年3月に返済が終了し、②は2019年10月現在で1/3の返済が終わっている。現在も毎月返済しているが滞納はない。保証人事業の終了に伴い、2019年から報告会は教育相談が引き継いでいるが、10月の報告会ではしっかりとした話しぶりで成長が感じ取れた。アルバイトだが2年半同じ職場で働くことで生活のリズムができ、仕事にも慣れて自信がついてきたことが、表情から窺い知れた。今後も年1回の報告会を続けると共に、必要があれば適宜面談も行う予定である。 社会人となった当初は、働くイメージがなく漠然とした夢を描くだけで、自立した生活を真剣に考えることはできなかった。しかし、定期的な面談や報告会の中で、多くの大人から生活費のやりくりの仕方、保険・年金・税金といった社会生活上必要な知識、日本で外国人が働く際の厳しい現実等について話をされ、様々な助言を受けたことで、ゆっくりではあるが日本社会で働いて生きていくために今後どうしたらいいかを自分自身で考え始めている。外国人の若者が学校卒業後に日本社会で働いて生きていくには、わからないことが多く、行きづらさが増すであろうと想像される。ある程度生活が軌道に乗るまで、Ed.ベンチャーが相談役として必要に応じて関わることは、大いに意義があることと思う。 2019年秋
外国人支援・こども支援活動
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No.41連続講座特集第3弾 Ed.ベンだよりNo.41が発行されました。 今回は12月26日に開催された、教育講演会連続講座第3回の内容を紹介しています。 Ed.ベンだよりNo.41←ダウンロードはこちらから(PDF) 今回の講座では東京大学大学院教育学研究科の本田由紀教授に「なぜ、少人数学級は必要なのか」というタイトルで、ご講演いただきました。 講演では「日本の教育の課題」、「少人数学級の必要性」そしてこれからの「目指すべき方向性」について、明確に示されています。 ぜひご一読ください。 連続講演会は残すところあと2回となりました。 第4回は1月23日(土)に、座談会「偏見・差別・自粛警察を考える」(話題提供:山口毅先生(帝京大学))を、 最終回は2月6日(土)に、講演会「コロナ禍で考える未来の社会と教育」(講師:岡野八代先生(同志社大学))を それぞれ開催予定です。 参加申し込みは、トップページの専用バナーをクリックすると表示される申込ページから行うことができます。 これまでの連続講座はそれぞれ大変内容の濃い講演会・座談会となっておりますので、ぜひご参加いただければと思います。 よろしくお願いいたします。 ※第4回座談会「偏見・差別・自粛警察を考える」への参加申込みは下記のバーコードからでも可能です!
Ed.ベンだよりPDF
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2月6日(土)14:00~ 教育講演会連続講座第5回を開催します。 連続講座の最終回となる今回は、講師として同志社大学グルーバルスタディーズ研究科の岡野八代教授をお招きし、 「コロナ禍で考える未来の社会と教育」というテーマでご講演いただきます。 講演の詳細および参加申し込みはこちらをご覧ください。 みなさまのご参加をお待ちしております。 下記の二次元バーコードからも申し込み可能です!
2021年01月23日 お知らせ 2/6連続講演会第5回開催!!
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授業研究会では、1月26日(火)にオンラインでの研究会を開催いたします。 テーマ:『授業づくりの深め方-「よい授業」をデザインするための5つのツボ-』 (石井英真著、ミネルヴァ書房、2020年)から学ぶ 日時:1月26日(火)20:00~ 新型コロナウイルス感染拡大予防のため、Zoomを利用したオンラインでの研究会となります。 参加ご希望の方は、担当者(内藤)までメールアドレスをお知らせください。 ミーティングIDとパスワードをお知らせいたします。 参加申し込み連絡先 junko.16@ray.ocn.ne.jp 担当者:内藤(携帯 090-4391-3956)
2021年01月23日 授業研究会 1/26授業研究会(オンライン)開催
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外国人の子ども理解の学習会では、1月27日(水)に事例研究会を開催いたします。 2019年11月に始まった事例研究会も、2年目を迎えることとなりました。 この研究会では、参加者の皆さんが持ち寄った事例をもとにディスカッションを行い、外国にルーツを持つ子どもの課題などについて考えます。 今年も多くの先生方にご参加いただき、外国にルーツを持つ子どもの理解を深めてもらえるような研究会にしていきたいと存じます。 日時:1月27日(水)19:00~21:00 事例提供:大和市立南林間中学校 鈴木先生 家庭への支援が必要な生徒の事例 Zoomを利用したオンラインでの研究会となります。 参加ご希望の方は、下記担当者までメールアドレスをお知らせください。 前日までに、担当者よりミーティングIDとパスワードをお知らせいたします。 学校で外国にルーツを持つ子どもの指導に困っていたり、外国にルーツを持つ子ども理解に興味がある先生がいらっしゃいましたらお声掛けをいただき、事例研究会にお誘いください。 宜しくお願い致します。 担当者:篠原(e-mail: h-sunflower@jcom.home.ne.jp)
2021年01月17日 外国人の子ども理解の学習会 1/27事例研究会(オンライン)開催
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2021年01月09日 Ed.ベン便り No.41連続講座特集第3弾
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2020年12月16日 お薦めの書籍・文献 「発達障害」とされる外国人の子どもたち
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2020年12月11日 Ed.ベン便り No.40 連続講座特集第2弾
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外国人の子ども理解のための学習会(事例研究会)報告 日時: 2020 年10月28日(水)19:00~21:00(オンライン) 参加者:10名 事例提供: 引地台中学校 池田 喬先生 事例研究会は、外国にルーツを持つ子どもたちの具体的な事例を通して、彼らの背景にある事情や問題を読み解く力をつけていくというねらいで開催しています。 今回は池田先生より、母語が母親はタガログ語、子どもは日本語という親子の事例の報告がありました。入学時の確認では母親は英語での対応を希望していたが、面談を繰り返す中で母親への対応は英語よりもタガログ語のほうが理解しやすいことを学校が気付いたこと、母親の言語状況も把握していったこと、さらに親子の母語が異なるために親子間でのコミュニケーションがうまくいっていないという事例が報告されました。そして、今後の親子間をつなぐ手立ては何か、家庭環境を把握するための学校の体制や教員の立ち入る姿勢はどうあるべきか、日本の高校受験制度を経験していない親を持つ子どもへの進路指導はどうすべきかといった3つの課題が提供されました。 協議の中では、子どもの声を聞く場所を学校体制の中で作る必要があること、子どもが立ち寄りリラックスする空間として国際教室の存在が必要であるということが話題として挙がりました。そして子どもの声を聞く時間を作り出した他校の例も紹介されました。さらに、アドバイザーの先生からは、子どもが親の言語を拒否することがあり、両親の権力関係が影響をする。両親が国際結婚のフィリピンの子どもの場合は、母を毛嫌いして自分は日本人とする場合と、葛藤の末に日本は嫌、フィリピンがいいとする場合の二極化になることが特徴的であるということ、外国にルーツを持つ子どもたちには「問う」ことが必要であること。「問う」ことは日本人の子どもにも必要であるというお話を伺いました。また、進路指導については、早めに将来の話をして取り出し指導の際に話をする、保護者には2年の終わりから大まかな話をしていくといった事例の紹介があり、子どもの「どうしたい」を聞いていくことが必要だという ことが話題として挙がりました。新たな情報として、アースプラザに外国人相談室という母語で相談できる場所があるとの紹介もありました。 【参加者の感想】 ◆改めて「子どもに問いかけること」「一緒に考える事」の重要性を感じました。ついつい答えを提示しがちで、腰を据えて子どもたちに向かい合うことを意識しないといけないと思いました。このことは外国人の子どもに限らず、すべての子どもたちに当てはまることだと思います。また、国際教室に固執せず、外国人の子どもたちがふらっと入って語り合える場が学校の中につくられることが大事だということも痛感しました。できることを考え工夫して実行していくことで、学校内の空気が変わっていくと信じて動くしかないなと思います。また、「家庭での教育力がない子どもを学校で面倒を見ること」が当たり前だった学校が、現在は「家庭に介入しすぎない」という言葉に押さえられ、特に若い教員の意識が学校内だけにとどまってしまいがちだと感じています。経験のある教員がやるべきことをしっかりと伝えていく必要があると思います。この学習会のような話が学校内で頻繁に語られることを願います。そのためには、この学習会への教員の参加をもっと促していかないといけないと感じました。今回は参加した方から県内の外国人支援団体の情報を提供していただき参考になりました。 ◆外国人の子どもにとって進路の問題は大きなど問題だということを改めて実感しました。母子ともに日本の受験システムを理解しているなら問題は無いかと思いますが、むしろ理解している方がごくひと握りだと思います。『学校がそこまでする必要はあるか?』と思ってしまうかもしれませんが、日本で生活するのであればやはり進学するための支援を学校は行うべきなんだと思いました。今回は、大和市内の先生方を中心としたお話だと思いますが、同じ問題を抱えている子供たちは全国にいると思います。校種関係なく全国全ての教員がこの問題を早急に認識して、組織的に対応していくことが必要なんだろうなと思いました。 ◆難しい問題…と思いながら、先生方のお話や意見を聞きながら、ずっと頷いてばかりいました。 その中でも、「問うこと」を、私は実践し始めています。何に困っているのか?必要なことはなにか?どうしたいのか?など、問うことを始めました。 現在、女性学年職員が3名のため、女子生徒が私の元に来ることが多く、昼休みや放課後を、使って面談することがここ最近は、より多くなってきました。そこで、その子が何を求めているのか?解決なのか、たまに話をすることで解消されるのか、問うことによって判断できました。まだまだ不足していることが、多いので、生徒のためにできることは何か?自分でも考えていきたいと思っています。 ◆短い時間となってしまいましたが、とても有意義な時間でした。進路に向けての準備についてなど、今後に生かしていきたいと思います。
2020年11月24日 外国人の子ども理解の学習会 【報告】10/28事例研究会
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Ed.ベンだよりNo.39が発行されました。 今回は10月24日から来年2月まで、5か月間に渡って毎月開催される「教育講演会」連続講座のお知らせです。 EdベンだよりNo.39←ダウンロードはこちらから(PDF) 今年度は新型コロナウイルスによって、世の中のありとあらゆる事柄が大きく揺らぎ変わりました。学校と子どもたちも例外ではありません。3月の突然の学校の休業を皮切りに、学校現場では多くの対応が求められ、まだまだ先の見えない状況が続いています。 私たちはコロナ禍によって引き起こされた学校と子どもをめぐる変化をどのように捉え、考えればよいのでしょうか。 Ed.ベンチャーでは、これまで毎年1回開催していた教育講演会の形を変え、連続講座「コロナ禍で考える教育のあり方」として10月24日から毎月1回座談会・講演会を開催することにしました(いずれもオンラインでの開催です)。 毎回素晴らしい講師の方々をお招きし、コロナ禍において考える必要のあるテーマについて考えを深めていきたいと思います。 今回のEd.ベンだよりでは、毎回のテーマについての概略が紹介されています。 是非お読みいただき、連続講座にご参加いただければと思います。 また、10月後半以降の各種学習会・事業についてもお知らせしております。ご興味のある方は、こちらにもご参加ください。
2020年11月20日 Ed.ベン便り No.39 連続講座特集!!
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2020年11月20日 お薦めの書籍・文献 BLACK LIVES MATTER
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外国人の子ども理解の学習会では、11/21(土)に事例研究会を開催いたします。 事例研究会では、参加者の皆さんが持ち寄った事例をもとにディスカッションを行い、外国にルーツを持つ子どもの課題などについて考えます。 日時:11月21日(土)13:30~15:30 事例提供:大和市立大野原小学校 宇津先生 来日後、半年以上経過しても母語を話し続ける子どもの事例 Zoomを利用したオンラインでの研究会となります。 参加ご希望の方は、下記担当者までメールアドレスをお知らせください。 前日までに、担当者よりミーティングIDとパスワードをお知らせいたします。 なお、外国人の子ども支援に興味関心のある方がお知り合いにいましたら、事例研究会にお誘いください。 宜しくお願い致します。 担当者:篠原(e-mail: h-sunflower@jcom.home.ne.jp)
2020年11月12日 外国人の子ども理解の学習会 11/21事例研究会(オンライン)開催
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インクルーシブな社会を目指す学習会報告 日時:2020年10月14日(水) 19:00~21:00(Zoomによる) 参加者:10名 講師:清水 睦美氏(日本女子大学 人間社会学部教育学科教授) 内容:進む“心理主義化” ~特別支援教育とインクルーシブ教育の違い~ 今回の学習会は、講師に清水先生をお招きし、「個人の心理への理解が多様な社会現象の理解につながり、対人関係・社会を『よい』方向へと導く」という考えのもと発展してきた“心理主義”について学ぶとともに、心理主義の浸透により引き起こされる様々な“生きづらさ”について考えるきっかけとなる学習会になりました。 心理学が前提とする規範である①合理性規範(物事は予定通り、効率的に処理できるようにふるまうべき)と、②人格集配規範(人の対面や気持ちを傷つけてはいけない)。そして、過度な“自己コントロール”への期待は、当たり前のように私たちの生活に浸透し、知らず知らずのうちに、様々な問題の原因を個人に求める空気となっていることに怖さを感じました。 学校現場で日々直面する子どもたちや保護者が抱えている課題や苦しい状況に対して、原因解消のために共に立ち向かうのではなく、「“よくない”と思う気持ちを変えていこう」と声をかけていたとしたら、それがどれほど無責任で、苦しさの再生産につながっていくのか・・。 “心理主義”は、自分自身だけでなく社会全体に広がっているということ。そして、自分の困難な状況を変えていくために、外部に働きかけようとする気持ちを生み出せなくなる危険性をはらんでいる。 個人の支援を前提とする特別支援教育がインクルーシブ教育へと変わらない原因の一端であるように感じます。「教員の専門性こそインクルーシブである」という、出席者の感想が今後の、学習会の一つの柱になるのではないかと感じる機会となりました。 以下感想より抜粋 小学校支援級担任 「心理主義」という言葉は、初めて耳にしましたが、これほどまでに自分や周囲の人の中に浸透していることに驚き、また、それがもたらす危険性についても知ることができました。 また、特別支援とインクルーシブ教育については、先生の示していただいた図がとてもわかりやすく、自分の感じていた支援級の問題点とリンクするところがありました。 「個別指導という名目でのなんでも屋」という馬場先生の皮肉たっぷりなコメントにもうなずけます。学校の中で、まだまだこの違いが浸透していないこと、そのために私たちが変われていないことを改めて感じ、自分がこれからすべきことが見えてきました。ありがとうございました。 小学校支援級担任 排除してるつもりない排除って怖いです。排除を肌で感じてる人達はどれだけの恐怖や圧に耐え、自分自身を削っているのか。話を聞いていて苦しい感覚になりました。学校や学級、属するコミュニティーがどんな集団でありたいのかという価値を見出していけたら、少し勇気が出る気がします。今日みたいにみんなの考えを聞いたり、自分も声に出していけたらと思いました。 中学校教員 清水先生のお話を聞きながら、自分も学校もどっぷりと心理主義化にはまっていたなと感じました。不登校気味の子や問題を抱えた子を、心理の専門であるカウンセラーさんにつなげたら、あとはお任せといった傾向が見られ、教員の仕事は何なのか?と疑問を持つことが多かったです。疑問に思ったことは声に上げて変えていかなければならないと改めて思いました。 また、学校内で「インクルーシブ教育」という言葉が使われるようになって久しいけれど、実態は名ばかりで、困り感のある子を支援という名の下、特別支援学級、国際教室、適応指導教室等に切り離し、本来居るべき学級から排除しているのが実情だと感じています。インクルーシブな教室を実践するには、少人数学級、複数教員の配置、専門性のある人の配置など、学校制度を変えていかなければ難しいと思います。しかし、現在の学校で少しでもインクルーシブ教育を実践するには、インクルーシブ教育の意味や学級作りに関する考え方を、学校や教員内で語り合う機会を増やすことから始めるしかないと思います。 中学校教員 清水先生、お忙しい中でのご講演ありがとうございました。 今回の「心理主義化」というテーマによる講演は、これまでの教員生活での生徒(保護者)への対応を考え直すきっかけになりました。「なんとかしたい」という生徒の心に対し、その原因を無条件にその生徒に求めていなかったか、と気になりました。 印象に残った言葉としては、「予防的やさしさ」と「治療的やさしさ」です。行き過ぎた配慮が、目に見えない、真綿で首を絞めるような苦しさを生産していると思うと、怖くなると同時に「どうすればそれを解消できるか」と、新たな課題が見つかりました。 また、自分が大きな歴史の流れ・様々な社会背景の中、無意識に世界や人をどのようにとらえていたのか、教えていただけました。それぞれの“学問”の持つ文化や流儀(?)について、その一端を見れたことも興味深いごとでした。 無意識に責任を個人に求める土壌で育ち、(当然)それを当たり前のこととして受け入れていたことがとても怖いことだと感じました。 インクルーシブの視点(?)が、“やさしすぎる心理主義化”により本当に苦しんでいる人や社会を救うことになるのか、これからも勉強と実践を続けていきたいと思います。 とても勉強になりました。ありがとうございました。
2020年10月16日 インクルーシブ社会を目指す学習会 【報告】10/14オンライン学習会報告
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2020年10月16日 お薦めの書籍・文献 新・韓国現代史