1・2月 勉強合宿での発見

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on TumblrShare on Google+Email this to someone

勉強合宿での発見

 2月2・3日は、フレンドスター教室の勉強合宿であった。この合宿を通して、私たちはまたいくつかの発見をすることになった。この発見をここには記しておきたい。
 昨年度までは12月末に、受験に向かう子どもたちを集めて集中的に勉強に向かうという目的で設定していたが、今回は、少しずつ勉強に向かうようになった子どもたちが、それぞれがそれぞれの課題に向かう機会をもてるようにすることを目的とした。そのためにスタッフが試みたのは、それぞれの子どもたちにあった教材選びである。本当ならば、それぞれの子どもたちにあった教材を、スタッフが作れるのがベストなのだろう。しかし、現在の体制ではそうはいかない。そこで本屋で売られている既成のものから、ベターなものを探すことを試みた。これがなかなか時間がかかる。本屋に居座ること1時間半。「ああでもない」「こうでもない」と言いながら、どれもが「帯に短し、たすきに長し」というものなのである。子どもの力にあった教材を探すということの難しさを実感すると同時に、子どもたちは与えられた教材が必ずしも自身にあっていなくても、それにあわせながら無理して学んでいる側面があることを知っておく必要はありそうである。
 今回の勉強合宿のスケジュールは、教室の中では最も勉強を苦手とする子どもが中心になって計画を立てた。そういうことになったのは、もちろん、勉強を苦手とするので、勉強に向かえない時間を、こうした計画を立てる時間にあてたということである。ところが、その子の立てた計画は、勉強のための合宿としてスタッフが考えても申し分ないものだったのである。真面目にスケジュールをつくる子どもに対し、「こんなに真面目にして大丈夫?」と聞いても、「だって、勉強合宿だから」とか、「ここに遊ぶ時間があるから大丈夫」というような返事が返ってくるのである。こうした計画の立て方は、きっと学校行事に中で身につけてきているものなのだろうか、学校適応が必ずしもよくないと思われる子どもにも、こうした事柄の「適切な形」というのは身につけているのである。これが第2の発見である。
 合宿の間、子どもたちはそれぞれに自分の課題に、長短の差はあるものの、真面目に取り組む時間があった。特に、中3は、高校入試の面接試験が近いということもあり、スタッフの相手を変えて、何回も面接練習を行った。そのためだいぶ自信がもてたようだ。合宿中に、スタッフは全く気がつかなかったのだが、その様子を、年下の子どもたちはずいぶん気にして見ていたようなのである。というのは、合宿終了後の教室では、中1、中2の子どもたちが「面接やって!」とねだってきたのである。それは、入試を意識したからということではなさそうで、自分が経験したことのない何かを経験したいという欲望のようなものなのだろう。こうしたエネルギーを子どもたちはもっているのである。これが第3の発見である。
 子どもたちとの活動を通して、私たちは子どもたちに関して発見することがある。そうした発見が、このような教室を運営する醍醐味なのだろう。(SM)

勉強合宿に先立って、日程や持ち物などを確認する話し合いを持ちました。


合宿中は天候に恵まれました。合宿地に向かう途中、きれいな富士山を見ることができました。


合宿の間、子どもたちは落ち着いて学習に取り組むことができました。


夕食の準備ではみんなで協力しました。

2日目の朝には早起きをして魚釣りに出かけました。