12月居場所事業スポーツ報告

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 2018年12月19日、Friends☆Star教室では居場所事業の一環としてスポーツを開催しました。

 いつもの教室とは違って、体育館を借り切って、思い切り身体を動かすのです。
 当日に先立ってあらかじめ子どもたちにどのような種目をしてみたいのか聞いてみると、ドッジボール、バレーボール、バスケットボール、バドミントンという種目があがりました。サッカーという声もありましたが、夜、しかも体育館での開催ということで、サッカーは諦めてもらいました。
 当日はいつも教室が行われる場所に集合して、車で体育館まで移動します。
 家庭の事情や体調不良の子どももいたため、参加したのは5名にとどまりました。いつもの教室よりも人数が少なくちょっと寂しいですが、それでもやってきた子どもたちを見ると全員が体育館履きを持参しているのです。普段の教室では「あれを持ってきて」、「これを持ってきて」と お願いしてもなかなか持ってきてくれない子どもたちが、自分から進んで体育館履きを持ってきているのです。今回に限らず、デイキャンプなどの行事に対する子どもたちの構えがいかに積極的かを物語っています。それだけみんな今日のスポーツを楽しみにしていたのでしょう。もちろん遅刻をした子どもはひとりもいませんでした。Friends☆Star教室が子どもたちの居場所として認められていることを実感する瞬間です。

子どもたちはみんな思ったよりも上手にバスケットボールを操ります


 12月も下旬に近い季節だけに体育館の中はとても寒いのですが、子どもたちにはあまり関係ないようでした。最初から最後まで思い切り身体を動かして、大きな声を出して、みんな大いに楽しみました。バレーボールもバスケットボールも、少しずつ普通のルールとは違うFriends☆Starルールで楽しみます。
 みんなでスポーツをするのは初めてではありませんが、今回も子どもたちの様子を見ていて気がつくことがいくつもありました。中でも一番感心したのは、子どもたちがひとりひとりを決して排除しないということです。男女一緒で、年齢もまちまちの子どもたちは、運動が得意な子もいればそうでない子もいます。しかしかれらは決して誰かを「除け者」にすることはありません。中にはみんなと一緒に行動せず、勝手にひとりでボール遊びに興じる子どもも居ますが、そのことを誰も非難することがなく、それはそれとしてそっとしています。かといって、その子だけが「除け者」ということではなく、時々誰かが構って一緒に遊んだり、また離れたりしています。
 傍から見ていると、決してまとまりがあるとか、統率された行動をとっているとかそのような様子ではありません。でも、とてもゆるやかではありますが、ひとつのまとまりとしてあるのです。

どれだけラリーが続けられるか挑戦します


 もう一つ印象的だったのは、身体を動かしているときの子どもたちの表情がとても明るく和やかなことです。思い切り声を張り上げても怒られない、いくら走り回っても身体を動かしても注意されない、身体的物理的にまったく拘束されないということがかれらにとってどれほど喜ばしいものであるのか、ということを感じさせてくれます。裏を返せば、日常的には何らかの形で様々な制約や眼差しに晒されているということなのだと思います。
 普段の教室でも、学校や家で何か鬱憤を溜めてきている子どもは、勉強するよりもまず溜め込んでいる何かを言葉などで発散してからでないと落ち着いて学習に取り組みません。その意味で普段溜め込んでいる諸々の何かをとにかく発散する場として、今回のスポーツと同様の行事がもっとたくさんあってもいいのかもしれません。(TH)

子どもたち一人ひとりの表情がとても晴れやかだったのが印象的です