2009年度教育講演会の報告-「教師であることと市民であること」

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2009年度チラシ

2月21日(土)に東京大学大学院教育学研究科の小玉重夫先生を講師にお迎えし、教育講演会を開催しました。前半は「教師であることと、市民であること」という題目で小玉先生にご講演いただきました。20世紀から21世紀にかけての大きな社会変動によって、能力主義が変容し、人びとが身につけるべき力に関していくつかの選択肢が存在するようになったこと。ただし、どの選択肢を採用するかは、どのような社会を構想するかによるため、将来の社会を構想する市民としての私たち一人ひとりにかかっていることが、具体的な事例とともに話されました。

後半は小玉先生に大和市の教育行政・学校関係者を加えた5名(司会も含む)によるパネルディスカッションを行いました。パネラーのみならず、フロアからも盛んに意見や質問がだされ、葛藤に十分に向き合えない教育現場の状況と学校に批評空間を生みだすことの可能性、小玉先生が提唱される「(素人としての)市民的批評へと開かれた教育」と、特別支援教育の導入以降、心理学を中心としてますます専門家の影響力が強まっている観のある教育現場とのズレなどについて、考えを深めるよい機会となりました。参加者は45名(一般35名、大学生8名、高校生2名)でした。