家族が育つ 家族で育む

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講演会「家族が育つ、家族で育む」 報告

講師 若林 ふみ子氏

NPO法人 日本ウェルネット「こころの相談室」専任カウンセラー 生活臨床心理士カウンセリング・センター代表

日時:2017年9月3日(日) 10:00~11:30

会場:大和市文化創造拠点シリウス608号室(和室)

参加人数:21名 【大人15名(講師1名・学生アルバイト2名・担当者2名) 子ども6名】

生活臨床心理士である若林ふみ子氏に、子育て中のパパママに向けた講演をしていただきました。様々なケースの人々のカウンセリングをされていたり、多くの国に行き見聞されたりしている若林氏の話には、新鮮な視点が多く、新しい考え方につながる内容でした。若林氏の話の中で「子どもの発達」を知ることが重要な位置をしめており、それは子ども自身の精神的な変容を意味しています。子どもの発達段階を見たときに、子育ては一時的なものではなく、連続した流れの中に常に位置づくものであり、その時々の子どもの発達段階と向き合い、俯瞰して子育てをすることが、大切であり、目の前の現状に縛られ悩む親にとっては救いになるように感じました。

また、子育てをしていく上での夫婦の役割、地域との連携の大切さについても話していただきました。孤立してしまいがちな子育てですが、つながりを持ち、様々な方向から多くの人が関わり、子どもを包み込むように見守っていけたのなら、子どもにとっても、親にとっても素敵ではないでしょうか。また、今回の講演の最後には、若林氏に相談しに行く方や連絡先の交換をされいている方が見られました。この講演会での出会いが、参加していただいた方にとって、一つの「つながり」になっていってほしいと思いました。

今回はお子さんの参加も多く、にぎやかでした。講演会場とキッズスペースを隣同士にしたため、お互いの存在を確認しながら、子どもたちは遊び、親は講演会に参加していました。たまに、寂しくなって、お母さんお父さんと講演会に参加する子もいました。講演会中の時間を汗だくで遊ぶ子も見られました。学生さんもママの会に何度も来てくれている方です。継続して参加している子どもたちは慣れたように遊んでもらっていました。また、今回はご夫婦そろっての参加も多く、3名のパパに参加していただくことができました。温かな空気の中の講演会になりました。

このつながりを生かしながら、後半の学習会も開催していきたいと思います。(下新原)

<参加者感想>

・子どもをゆっくり成長(発達)させるということが、とても印象に残りました。今はいろいろな情報があふれているので、気にしすぎて自然と焦りがあったのかなと思いました。子どもをゆっくり・・・と常に心掛けていると心に余裕が生まれるのではないかと思いました。子育てにしても然りです。成長には段階があると、今日お話を聞いて確認することができました。参加させて頂き、良かったです。ありがとうございました。

・今日は母として、教師としてお話を聞かせて頂き、とても勉強になりました。担任をやっていると「良い子」でいないと、という子が多いような気がします。お母さんに良く見られたい、先生に良く見られたい・・・。そんな子どもたちに対して、担任として色眼鏡なしにありのままを受け入れ、受け止めてあげられるようなゆとりをもちたいと強く思いました。また、今は低学年でも自身のない子が増えていると思います。その子によって対応は違うと思いますが、保護者、子どもとの対話を大切に、自信をつけていってほしいと思います。その手助けができたらと思います。ありがとうございました。

・現代の子育ての難しさは、様々な問題が複雑に絡み合っており、子育てに追われる母親や父親はその中で必死にもがきながら、子どもと向き合っていると思います。地域とのつながりが軽薄になっており、親は仕事をしなければ生活していけないため、育児も仕事も親だけで抱えてしまう現状。入試制度のため、学校に入るための知識や技能を身につけるための塾に通う子どもたち、それに翻弄され、悩む親。子育ての時間がとれない親の代わりに、祖父母が孫育てをし、鬱になる人まで出ています。今回のお話で子どもの発達のお話を聞き、このような現状の中だからこそ、一番大切な子どもたち自信の発達に目を向け、考えるということを新鮮に感じました。子育てとは個育てであるということを日々感じながら、目の前の子どもたちと向き合っていきたいと思います。もちろん主人とも。