4/20講演会 感想

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on TumblrShare on Google+Email this to someone

「先生、自分の子なのに、どう接していいかわからないんですよ。」
「先生、うちの子、家と学校で全然違うんですけど、どうしたらいいですか。」
「障がいがありそうなんだけど、どこに行けばいいですか。」
 学校現場で働いていると、保護者から様々な質問を受けることがあります。そのたびに、私は、申し訳ない気持ちになっていました。なぜなら、すべての質問に答えられないことが多かったからです。学校が多くの外部機関とつながっていることは、誰もが知っています。だからこそ、保護者は私たちを頼り、相談してくれているのだとは思いますが、実は現場の先生は、どの事例の時にどの施設に相談したらよいのか、どの施設を紹介することがベストなのか、すべてを把握しているわけではなかったりします。その役割を果たすための「コーディネーター」という立場の人は各学校にいますが、まずは、実際に子どもを指導してくれている担任の先生を頼るのは当然です。頼りにしてもらっているのに、知識不足のために、相談に来てくれた保護者を不安にさせてしまっている気がしていました。私たちも学校とつながりのある外部機関を把握しておく必要があるのではないか。そう考え、今回の学習会を設定しました。
 講師のお二人の話を聞いて、初めて知ることも多かったです。学校ではよく困ったときに利用していた施設ですが、それぞれの施設が、本来何を目的としている施設なのか、などを教えていただきました。特に大和市で取り組んでいる「かけはし」の存在を、恥ずかしながら初めて知りました。支援が必要な子の成育歴などをまとめたポートフォリオを持つことで、各機関を利用したときに、複数機関で情報を共有することができます。学校でも、学習支援や生活支援のヒントにすることができます。そして、この「かけはし」が素晴らしいと思ったのは、支援が必要な子どもを中心に、何ができるか、何をすべきかを考えているところです。ただ、学校現場では、まだまだ「活用」できるに至っていない現状はあります。現場の先生も支援に関する知識を増やし、活用できるようになると、支援が必要な子を中心に考えられる学級経営・学校経営に近づけるのではないかと思いました。そのための課題や意識改革はまだまだ必要だとは思いますが、今回の講演をスタートにして、今後、私たちが目指すべき「特別支援教育」を考えていけたらな、と思いました。
 そして、保護者や子どもたちが、安心して相談できる窓口としての役割を果たす担任を目指したいと思いました。

内容:講演会
「学校における特別支援教育の基礎―外部機関との連携―」
講演者:横山 正子 氏
(社会福祉法人しらかし会相談支援センター松風園 相談支援専門員)
    守田 貴 氏
   (大和市教育委員会 指導室)
日時:2018年4月20日(金)19:00~21:00
場所:大和市文化創造拠点シリウス603会議室
参加者:14名

<参加者の感想>
●今日は、手帳をとれない子どもの親として聞きました。最終的には、子どもが自分なりに幸せな生活送ることが一番であるのだから、あせる自分を抑えて、その子なりの在り方を認めたうえで支えていただける方々の力をお借りし、相談し、家族のみんなが心穏やかに過ごしていきたいと思いました。ありがとうございました。
●大和市で整えられたシステムを聞いて参考になりました。個別のケースで様々な対応が検討されるべきなのでしょうが、追い詰められると「相談しよう」という気持ちの余裕さえ減ってしまう可能性があります。もっと職場なり関係者なりで「かけはし」のことや気軽に相談してかまわない、というムードが広がると良い、と感じました。
●複数の手帳を取れることを初めて知りました。
●今年度1年生の担任をさせていただくことができ、「かけはし」の一部を見せていただいた。本日の講話で「かけはし」がどのようなものか知ることができて良かった。いろいろな方とつながって、1年生こそしっかりとした支援が必要だと感じた。ありがとうございました。
●一人の子どもの成長を支えていくための大人の連携システムの大切さを学ばせていただきました。ありがとうございました。
●今日はありがとうございました。改めて支援教育の制度やしくみを知ることができました。学級の気になる児童が、聞きながら浮かんできました。子どもたちのためにも活用しながら連携し進めていきたいと思います。
●福祉とのつながりなど、よく理解していない部分が多かったので、頭の整理になりました。特性のある子どもの対応ばかりに気を取られがちですが、連携の中で解決することが大切だと改めて感じました。
●私たちが思っている以上に子どもたちに関わってくださる機関や人はたくさんいるということに改めて気づきました。特別支援級の担任をしていますが、変に自分たちでかんとかしなくては!と思いつめすぎていたのかな、と思いました。子どもたちのためにベストな選択、対応ができるように、いろいろな意見や考えに耳を傾けて、支援をしていけると良いな、と思います。
●私は3月に大学を卒業したばかりで、学校で多くの不安などを抱えています。子どもとのかかわり方はこれでいいのか、保護者、他の福祉機関などとの連携などわからない部分がありました。しかし、この講義で、大和市の実態や関係機関の概念などがよくわかりました。これから、子どもへの声かけに気を付けて接してあげたいな、と思えました。いろいろと考えさせられるものがあり、刺激になりました。ありがとうございました。
●教育委員会指導室や相談支援事業がどんなことを理念に、どんな役割で何をしようとしているのか、全体的に分かってよかった。形式的なことは、わかったので、今後は事例などを通して実際にどんな働きをしているのか知りたい。
●教育委員会の守田先生のお話を聞き、学校で起きている現状を把握され、研修などを検討していることをうかがえてよかったです。特別支援学級の不登校が増えているという現実がとても悲しいです。
●恥ずかしいのですが、特別支援教育について知らないことが多くあると昨年度とても感じました。今日はお話がきけ、とても勉強になりました。以前‶地域の中で生きる“という言葉と似たような事を支援級生徒の保護者が言っていました。学校の役割を考えさせられます。また、特別支援教育の体制がとても整っているので、うまく活用できるように、教員は、もっと知るべきだな、と思いました。