6/5講演会報告

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内容  『学校文化の包摂と排除』
2019 6月チラシ(修正版)(←PDFファイル)
講師  二羽泰子 氏(東京大学大学院教育学研究科 特任助教)
日時  2019年 6月 5日(水)19:00~21:00
場所  大和文化創造拠点シリウス610号室
参加者 17名

 講演に参加した印象を一言でまとめると、「インクルーシブ教育の基礎基本を肌感覚で学んだ」という感じがする。というのも、講師ご自身が2歳から全盲の障がいがあるため、ご自身と学校や教師との関係に関わる経験はリアルで、かつ、そうした経験のもとで、当事者が何を感じるのかという点に立脚した講演内容は、笑いがあり、そして、涙もあり、そうであるからこそ、そこに切実さが感じられたのである。障がいがあろうとなかろうと、子どもにとって「友達は大事」であり、それも「一緒に遊べることが大事」というのは、あたり前のことなのだけれど、「支援」を前面に出す教育場面では忘れがちであることを強烈に感じる講演となった。

~以下、感想からの抜粋~

〇最近ずっと特別支援の教員になりたいと思っていました。小、中で一緒に自閉症の子と過ごす時間があり、弟やいとこも学級にお世話になっていたのもあったからです。けれど、支援というのが、すべていいことではないんだと感じました。私はまだまだ支援の良い悪いは区別がつかず、全てに手を差し伸べてしまいます。私の中学の時、先生方は認め合えとずっと言っていました。それは、お互いに居場所を作るのもそうですし、不良、不登校、少し変わった子達にも関係があるのだと思いました。色々と心に落ちたものがありました。(中学校教育実習生)

〇考えれば考えるほどぶつかる壁もあって、悩んでしまうこともあるのですが、根本は、どの子も居場所がある学校、楽しく通える学校だと思っています。その子とたくさん話して、同じ時間を過ごして、お家の人ともたくさん話して、その子にとって一番大切なものを見つけたいです。(小学校教員)

〇「動いてる文化」「止まっている文化」のお話がとても興味深かったです。学校が荒れていると不登校の生徒が増えると先輩から言われたことが残っています。「排除」というキーワードが、私の今後の教育活動の指針になる様に感じました。(中学校教員)

〇とても良かったです。今日、話が聞けて本当に良かったです。今の仕事の意味を今一度考えるきっかけとなりました。今の自分の立場でできること伝えられることを続けていけたらと思いました。インクルーシブはやり方ではなく、考え方なのだと感じました。(教育委員会職員)

〇外国籍の子や障がいのある子に対して、支援をしようとすることで、良いように見えるが、実は排除さらることになっているというのにハッとさせられた。私たちはよかれと思っていることが、実は排除になっているということを考えなければいけない。個人の問題を全体の問題として考えたり、その子の表情や態度から、その子にとっての本当の幸せを考えたり、みんなが居場所となる学級を教師になったら作りたいと思った。(大学生)