■日時:9月27日(月)19:15ー21:00
■場所:富士見文化会館
■授業者:河辺 貴洋
■分析者:松義一樹
■参加者: 10 人(授業者・分析者含め)
■内容: 総合「分かるって何」
1.結論の提示の仕方について
2.問題解決に至る話し合いの必要性
この教室の子ども達にとって
3.「分かる」とは
分からないのに分かると言ってしまう子どもへの理解
教師の自己満足に材料として「分かる」が使われていることでの危険
「分からない」を知ることで、本当に「分かる」を知る
「分かる」のための子どもが夢中になる題材とは
4.小5.6教室の役割と授業研究の意味とは
■参観者感想
「分かる」ことについて、自分自身がどう考えているのか、議論になった時、とても深いことなのに、私は表面邸にしかとらえておらず、また児童にもその「分かる」を押しつけていたと思う。「分からない」と言える雰囲気がある教室づくり、私もこれからも考えていかなければならない。( 小学校教諭 )
外国人の子にとって、分からないときに流してしまうことはよくあり、日本人にとって普通は分かっていることだと思ってしまい、分からないなんて恥ずかしくて言えない状況になっていると思います。その子たちにまた同じ場面になったとき、「分からないと言う」「相談する」「調べる」など、色々な行動を増やしていけるといいなと思いました。( すたんどばいみー )
分からないことを分からないと言える場が大切だという話にすごく納得しました。人間分からないことの方が絶対多いはずなのに、それを口に出せない状況の方が多いというのは不自然で、学校の力が大きいのかなとおもいました。( 小学校教諭 )
<授業実践>
■日時:1回目 9月5日(土)18:30-20:00
2回目 9月19日(土)18:30ー20:00
■場所:渋谷中学校開放 会議室
■授業者:河辺 貴洋
■分析者:松義一樹
■参加者:1回目 子ども 16人、参観者 10人
2回目 子ども 12人、参観者 7人
■内容:総合「分かるって何?」
1回目…1.「分かる」って何だろう?
何でクラスのみんなと仲良くしなければいけないの?
何であいさつををしなければいけないの?
2.ふくろの中身が何か考える。(野菜が入っている)
(1) ふる
(2) 断面図を見る
(3) さわる
(4) におい
(5) 見る
3.野菜を切って、断面図を写す。
4.みんなの手洗いでどのくらい手がきれいになっているのかな?
手にのりをつけて、せっけんで洗う。
ヨウ素液につけて、洗えているか確認する。
5.次時の予告。なぞなぞ。
2回目…1.前時やったことの確認
2.友達と協力してクイズの答えを出す。
3.友達と協力して「放射能除去」
円の中心にある「放射能が入っている缶」を、円の外に出す。
その際使って良いのは与えられた道具と周りの先生。
■参観者感想
1回目 ・野菜や水のりなど、実物を使用すると、児童達は興味を持つ分、盛り上がってまとめるのが大変になることや、母国語での悪い言葉に対する反応への対応の難しさなど色々学ぶことが多かったです。( 大学生 )
・一つひとつの実験に対し、「わぁ〜」「ぎゃ〜」と騒ぐ子どもたちの姿を見て、なんだか懐かしい気がしました。自分のクラスの子だったら…と自然に考えている自分もいました。今日みたいに子どもたちが心からワクワクドキドキ興奮する授業を私もしてみたいなと思いました。「分かる」とは…。考えると難しいですね。( 小学校教諭 )