9月の理論学習会のご報告−講演「大学生と大学教育のリアル、そしてシューカツ狂騒曲」

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 今回は、8月に講読した「これが論点!就職問題」の著者である、法政大学キャリアデザイン学部教授である児美川孝一郎先生をお呼びし、講演会を行いました。「大学生と大学教育のリアル、そしてシューカツ狂騒曲」というタイトルで、現在の就職活動がいかに大学教育と学生を追い詰めているのか、その実情を知るとともに、この状況をどう打開していけばよいのかご講演いただきました。講演会では、自分から動かない大学生が増えたこと、それによって大学のキャリアセンターはしゃかりきになって支援に追われているなど、大学のリアルな実情をお話しいただきました。児美川先生からは、「高校までが、それからの生きていく姿勢を決めていく」「義務教育で自主性を育てていくことが必要だ」と提言されました。参加者からは、子どもたちが「働く」ことの意味を知ったり、アイデンティティの捉え直しをしたりすることが必要だが、教育部分でどこまでキャリア教育を担っていくのかなどの意見が出ました。子どもたちの「とりあえず」進学を目指す、「とりあえず」大学に行くといった考えは、当事者だけの責任ではなく、周りの大人が目先のことしか考えていない結果であること、将来子どもたちが羽ばたいていく社会を視野に入れて育てていくことが大切だということを改めて感じる時間となりました。