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<研究会> ■日時:7月28日(水)19:15ー21:00 ■場所:富士見文化会館 ■授業者:近藤美紀・馬場有希 ■分析者:三澤 律子 ■教科: 音楽 ■参加者:9人 ■内容:1.音楽のねらいとは <言葉で表現する> 思ったこと・願い→音 感じたこと 感じたことを発表し、他者の意見を知ることで、感じ方を知ることになるのでは。 2.感じたこと表現する工夫 曲想の違う曲をつかうことで、感じたことを表現しやすくした。 みんなで共通のイメージをもちやすくするため 項目分けしたプリントで観賞することで、視点を広げたかった(授業者) 3.集団で感じるということ 音楽から、文化を知ることが重要 文化を伝えることをベースに音楽の授業作りをしていく 個人の感じ方は共有してはいけない ■参観者感想 ○私も曲や絵の感想を言葉豊かに言うのは苦手です。そういった経験がないからだと思います。いつも最初の感想は「楽しそう」とか、好き、嫌いという言葉しかもてません。でも前に、「運命」を6年生に聞かせた時、ベートーベンお生い立ちを話したら、冒頭の音が「風の音」「ドアの音」「心臓の音」という言葉が出てきました。少しのヒントで子どもたちの言葉って引き出せるのかもしれません。(小学校 教諭) ○生活・文化的な背景が違う中で、言葉で表現するのは極めて難しい。イメージを伴って言葉で表現することは、イメージをたくさん蓄積することが大切だと思う。(小学校 教諭) <授業実践> ■日時:1回目 7月 3日(土)18:30-20:00 2回目 7月17日(土)18:30ー20:00 ■場所:渋谷中学校開放 会議室 ■授業者:近藤美紀・馬場有希 ■教科: 音楽 ■参加者:1回目 子ども 8人、 参観者 9人 2回目 子ども 4人、 参観者 10人 ■分析者:三澤 律子 ■内容: 1回目…1.自己紹介 2.リズム打ち(追いかけっこ) 3.小犬のワルツの観賞 4.もし、一つだけ願いが叶うなら 5.魔法の音作り 6.発表 2回目…1.自己紹介 2.曲を聴いた印象をプリントに記入する 「虹の彼方に」「カルメン」「マンボナンバーファイブ」 3.曲の印象に近い絵を選ぶ 「白鳥」「剣の舞」「愛のあいさつ」 4.リズム打ち 「レッツゴーパーティー」「ケチャ」「魔法のフルーツバスケット」 5.ハンドベル演奏 「シーソーたのし!」 ■参観者感想■ ○音楽の授業にはいろいろなパターン(リズム・観賞)があっておもしろいなぁと思いました。先生が大変だと思ったことは、先生の側に余裕がないと、子どもが見えないということです。(大学 教諭) ○人数あ少なく残念だったが、観賞はみんな静かに聞いていて、自分の意見をきちんと言えていたので良かった。リズムを合わせるのは難しそうだったけど、みんな一生懸命やろうとしていた。ベルの音を合わすのは大変そうだったけど、みんな音が合うように努力していた。(小学校 教諭)
2010年09月24日 授業研究会 7月授業研究会の報告〜音楽の授業〜
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<研究会> ■日時:6月30日(水)19:15ー21:00 ■場所:富士見文化会館 ■授業者:洲崎 仁美 ・ 下新原 なつみ ■分析者:扇子 喜幸 ■教科: 体育 「自分の体力ついて知ろう」 ■参加人数 12名 ■内容:1.体育における授業の進め方 ・テンポが良かった、言葉でていねいに説明することで、どこまで動けるのか。 2.「分かる」にせまれたか ・子どもが体力について分かることの意義とは。 ・ゲームなどをして、結果的に体力がつけばいいのではないか。 3.体育の授業の目標とは何か ・レクレーション的な体育が多い中、あえて自分の体に気付くことを目標にしてみた。(授業者) 4.現代の体育の位置づけと、国の管理について ・昔→技術中心の体育 現代→楽しい体育と技術中心の体育の中間 体力テストなど、子どもの体力を国が管理している ■参加者感想 ○楽しさとは何かと思います。ゲームで楽しいのと、体育での楽しさは考えなければならないでしょう。自分の体が動いてできる楽しさは考えなければならないでしょう。自分の体が動いてできる楽しさもあるでしょう。自分の体力を知ることも重要だけど、自分がこんなこともできるという発見も大切なのではないでしょうか。皆さんのお話を聞きながら考えておかなければならない言葉として「健康」があるのではないかと思いました。(小学校 教諭) ○スピードトレーニングとパワートレーニングの作成で「スピード」「パワー」の意味が分からない子がいました。授業を通して自分で体を動かして実際やってみることがあったので、子どもにとって分かりやすく、より身をもってやてみることができたと思います。日常の生活でやってみる余裕がほとんどなく、他人と自分を比べたりすることもあまりない外国人の子どもにとって大切なことだと思いました。( 大学生 ) <授業実践> ■日時:6月19日・26日(土)18:30ー20:00 ■場所:渋谷中学校 ■授業者:洲崎 仁美・下新原 なつみ ■分析者:扇子 喜幸 ■教科: 体育 「自分の体力について知ろう」 ■内容:<1回目>(参加児童 8名) 1.自己紹介 2.準備運動(ストレッチ) 3.できるかな? いろいろな体ほぐし運動をする。(個人・グループ) 4.体力テスト 握力・反復横とび・短距離・長座体前屈・立ち幅跳び・ボール投げ 5.ふりかえり <2回目>(参加児童 7名) 1.前回の体力テストの結果を円グラフにまとめる 2.トレーニングの計画をたてる スピード 体力 のどちらか 3.トレーニングを実行し、計画を修正・改善する 4.発表 ■授業者感想 ○体育の授業を通して、自分の体や、体力について知ってほしかった。子どもたちは自分から進んで運動してくれたと思う。2回目の授業でのトレーニング計画はもっと工夫が必要だったと思う。
2010年09月24日 授業研究会 6月授業研究会の報告〜体育の授業〜
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<研究会> ■日時:5月26日(月)19:15ー21:00 ■場所:富士見文化会館 ■授業者:平石 孝太 ■分析者:下新原 なつみ ■教科: 音楽 ■内容:1.音楽のねらいとは 感受性の育成→人間性・音楽感 2.国による音楽の違いを知ることは、自国性を守ることにつながる 3.中学校の曲を使った理由とは 先入観のない曲を使ったほうが良い こいのぼり・・・対象物(こいのぼり)と自分との距離をつかませたかった 4.授業展開の工夫 1回目・・簡単な内容 2回目・・少し難しい内容 5.感受性について 感受性とは集団的なものであり、文化によって左右される。美しいや悲しいという言葉と、気持が結びついていない子どもが多いなか、感受性のてがかりになることも教えていかなければいかないのではないか。 ■参観者感想 ○「感受性」は教育であるということは改めて重要だと思いました。自然と育つものとけっこう思ってしまっているので。「当たり前」と思っていたことが、そうでないことを考えておかないといけないと思います。(Ed.ベンチャー) ○感受性は育てるものという話をきいて、びっくりしました。集団的な営みが文化であるならば、やっぱり教室の中でも、文化を営むものなのだと思いました。(小学校 教諭) ○自分が行った授業に対して、ご厚意あるご意見をたくさんいただけたことが、何よりもうれしかったです。授業中に見た、生徒たちの大らかな様子と、日常で過ごす小学校での様子が、大きく違っているという現実を知って驚きました。感受性と生活レベルの比例、または感受性が個人のものであるか、集団のものであるかなど、整理する材料をたくさんいただけて、光栄でした。ありがとうございました。(中学校 教諭 授業者 ) <授業実践> ■日時:1回目 5月8日(土)18:30-20:00 2回目 5月22日(土)18:30ー20:00 ■場所:渋谷中学校開放 音楽室 ■授業者:平石 孝太 ■教科: 音楽 ■参加者:1回目 子ども 9人、 参観者 14人 2回目 子ども 5人、 参観者 人 ■分析者:下新原 なつみ ■内容: 1回目…1.チャイムの種類 2.自己紹介 3.国ごとの曲の特徴の違い エーデルワイス サンタルチア カリンカ こいのぼり 4.こいのぼりの位置を話し合う 5.エーデルワイスを英語の歌詞で歌う □参加者感想 ○効果音やBGMなどがたくさんで「音楽!」という感じでとても楽しかったです。「私も今、この瞬間子どもになりたいなぁ」と思うくらい歌いたくなりました。音程を手でとるときもだんだんと上手になるのが目に見えて分かったし、体全体を使って高い低いを表している子がいました。 (小学校教諭) ○声をよく出させる手立てとして、練習のときに課題をいくつか与え、徐々にハードルを低くして最終的に課題を取り払って歌わせる方法は効果的であった。 (小学校教諭) 2回目…1.前回の復習 2.カリンカを歌う 3.帰れソレントへ について 4.4曲の中から好きな曲を選ぶ エーデルワイス こいのぼり カリンカ 帰れソレントへ 5.まとめ □参加者感想 ○様々な国の曲の特徴を丁寧にやられているんが面白かった。2回の授業の中で、1回目で学んだ事をつなげて広げている所が印象的で、子どもたちも前回の知識を使っているのがすごいと思いました。 (小学校教諭) ○とにかく子どもたちが楽しそうでした。先生との関係がしっかりとできていたと思います。CMを視覚としてだけでなく聴覚も使って捉えていた先生だなと感じました。ちょっとした時にピアノを使えるとすごく楽しくなるなぁと思いました。 (小学校教諭)
2010年07月20日 授業研究会 5月授業研究会の報告−音楽
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3月20日に、授業研究会に1年間参加してくれたすたんどばいみーの小学6年生の卒業式を、渋谷中学校視聴覚室にて行いました。 〜プログラム〜 1.始めの言葉 2.卒業証書授与 3.卒業生の言葉 4.すたんどばいみーからゲーム 5.終わりの言葉 6.記念写真 子どもたちは懐かしい先生方からのお祝いのメッセージをうれしそうに聞いていました。先輩からの言葉では、一瞬引き締まった顔になり、中学校に向けてのアドバイスを真剣に聞いていたのが印象的でした。
2010年05月25日 授業研究会 授業研究会卒業式の報告(3月20日)
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■日時:3月1日(月)19:15ー21:00 ■場所:富士見文化会館 ■授業者:三澤 律子 ■分析者:下新原 なつみ ■内容:1.社会科での教師の立場 2.問題意識を常にもつということ 3.授業で何を育てたいのか 4.外国人の子どもにとっての授業とは ■参観者感想 外国人の子どもにとって「授業」は何を目指すべきか、少しつめて話ができてよかったと思います。(Ed.ベンチャー) 社会科の学習における、授業者の立場性を絶えず問うことが、教師の役割の一つであることを学ぶ授業研究会であった。(小学校 教諭) 社会科の授業を行う際、教える人間の想いや、どの立場で考えさせていくのかが重要であることは、授業し続けてなんとなくつかんできたが、自分の中に外国籍児童に対してどのような想いをもっているのか、曖昧であると感じた。(小学校 教諭) <授業実践> ■日時:1回目 2月13日(土)18:30-20:00 2回目 2月27日(土)18:30ー20:00 ■場所:渋谷中学校開放 会議室 ■授業者:三澤 律子 ■分析者:下新原 なつみ ■参加者:1回目 子ども 5人 参観者 10人 2回目 子ども 11人、参観者 11人 ■内容: 1回目…社会 大仏を通して見えること 1.人の歴史はいつからか 2.時代の流れを並べる 3.大仏の手の大きさを知る 4.大仏建立に関わった人数 5.給料 6.世界の大仏 7.行基について 2回目… オリンピックを通して見えること 1.参加国数の変遷 2.五輪の意味 3.参加国を地図帳から探す 4.オリンピックの意義・目的 5.金メダルを多く獲得している国について 人口・国土・GDP 比較 6.オリンピックについての話 ■参加者感想 1回目…子どもの興味を引くものをたくさん用意していて、子どもの興味をずっと授業に向けさせていたのがすごかった。私も興味深く授業を聞けました。 ずっと同じペース、調子で授業が進んだので、考える所、話し合うところがあってもよかったの思った。(小学校 教諭) 年表や実物大の手の大きさ、地図など色々工夫しているのが見られました。なぜ、大仏だったのでしょう。ちょっと唐突かなと思いました。外国人 の子どもたちに日本の歴史を教えるとはどういうことなのか?学校だからしょうがないのでしょうが、少し考えてしまいました。(中学校 教諭) 2回目…オリンピックという時事的話題から、世界の経緯格差の問題に触れるいう展開は面白いと思いましたし、子どもが知るべき問題として、選択された 内容としていいなと思いました。(Ed.ベンチャー) 経済状況とオリンピックの金メダルを比較し、提示したのは興味深かった。この課題から世界の貧困について広げると社会科として視点の深さが学べる と思う。(小学校 教諭)
2010年04月13日 授業研究会 2月授業研究会の報告-社会
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■日時:1月25日(月)19:15ー21:00 ■場所:富士見文化会館 ■授業者:池田 先生 ■分析者:岩崎 先生 ■内容: 1.「どうして」「なんで」など、何気なく使っている言葉 2.道具を使う上での注意する点 3.授業で何を育てたいのか 4.抽象的な思考への転換 ■参観者感想 子どもの思考を具体から抽象的なものに変えていくことの難しさと大切さを感じた。そのために、教材をどういうものにするのか、どこまで学習するのかが課題である。(小学校 教諭) <授業実践> 日時:1回目 1月9日(土)18:30-20:00 2回目 1月23日(土)18:30ー20:00 ■場所:渋谷中学校開放 会議室 ■授業者:池田 喬 ■分析者:岩崎 ■参加者:1回目 子ども 9人 2回目 子ども 16人 ■内容: 1回目… 1.単位の仲間を知る 距離・広さ・重さ・体積・度・時間 2.単位を感じる 10秒・1m・1kg 3.単位の変換 4.図形の種類を考える 2回目… 1.持ち物チェック(分度器・定規・コンパス) 2.道具を使う コンパス…円を描く、正六角形、三角形の内接円 定規…長さを測る、直線を描く、線つなぎ ■参加者感想 子どもたちの単位に対する感覚が、曖昧な事に驚きました。また、単位や図形の定義は苦手な児童も多いと思います。このような確認を中学に行く前にすることは重要だと思います。 単位の知識にばらつきがあり、苦手に思っている児童も多くいたようでした。 (小学校 教諭)
2010年04月13日 授業研究会 1月授業研究会の報告-数学
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■日時:11月30日(月)19:15ー21:00 ■場所:富士見文化会館 ■授業者:馬場 有紀 ■分析者:近藤 美紀 ■参加者: 11 人(授業者・分析者含め) ■内容: 1.接続詞と接続語の違いとは。 2.教師が児童と一対一対応になる場面に留意すること。 3.残酷な言葉の扱い(死ね・なぐりました) 残酷な言葉で、心の内にあるものを表現しているのでは。 4.物語教材の取り扱い方 5.発表の順番 構成の大切さ 6.教師と児童の関係(対置・同調) ■参観者感想 教師に対して、教師と生徒が対置するか、同調するかという関係があるという分析に納得した。(大学 教諭) 授業の中で、自分のやらなければいけないことがたくさん分かりました。教員の位置づけ、発表の構成意味など、勉強になることばかりです。「役者になりなさい」とずっと言われ続けています。明日からの授業ですこしづつでもできるようにしていきたいと思います。 (小学校 教諭) <授業実践> ■日時:1回目 11月7日(土)18:30-20:00 2回目 11月21日(土)18:30ー20:00 ■場所:渋谷中学校開放 会議室 ■授業者:馬場 有紀 ■分析者:柿本 隆夫 ■参加者:1回目 子ども 18人 2回目 子ども 8人、参観者 11人 ■内容: 1回目…国語 「筋道を立てて考える」 1.四コママンガの並び替え 2.接続語ゲーム 3.接続語の分類(6種類) 4.「そうなれば文」を作り、発表する。 2回目… 「忘れられないおくりもの」 1.物語を読む 2.これ誰の物?カードを見ながら場面を振り返る。 3.これ誰の言葉?カードに書かれた言葉が誰の言葉か考える。 4.場面のカードを並び替える。 5.タイトルをつける。 6.アナグマについて。 7.アナグマからの返事を考える。 ■参加者感想 心あたたまる物語を読むことができて、良かったです。登場人物もできごとも魅力的でした。思ったことを、素直に書いたり、行ったりできる子と、そうでない子がいたように感じました。 (小学校 教諭) 全体の内容把握から、題名、主人公への考察を、オーソドックスな授業展開でした。オーソドックスだから、子どもたちも安定して最後までついていけたようです。 「想像」が学習の中心でしたが、「想像」をどうまとめていくのかが難しいですね。意見の並列では惜しいように思います。 (中学校 教諭) この子たちは、このような文章を深く読むことができるほど、日本語を、あるいは日本語の文章を理解しているのだろうか。 (小学校 教諭)
2009年12月14日 授業研究会 11月授業研究会の報告-国語
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■日時:10月26日(月)19:15ー21:00 ■場所:富士見文化会館 ■授業者:柿本 隆夫 ■分析者:下新原 なつみ ■参加者: 13 人(授業者・分析者含め) ■内容: 国語 1.言葉(記事・台本)を先に示すことの意図とは 2.間接的な役割(ニュースキャスター・劇の役)を演じることの効果 3.題材を実生活に即した内容にする意味 4.国語の授業で求めること 子どもたちに隣にいる友だちの言葉を深く理解してほしい 5.外国人の子ども達に国語を教えるとは 自分の母国語を日本の言葉で伝えられるようになってほしい 日本語を知ることで、母国語の言葉を表現できるようになってほしい 6.教材をどのように見つけるのか 7.子ども同士の関係について ■参観者感想 教材さがしをすることもなく、ただある教材をどう教えるかい追われていて、何を何のためにどう教えたいのかと、じっくり考えたいと思いました。 (小学校 教諭) 小5・6の子どもたちに初めて外国人の問題を取り扱ったと同時に我々にも外国人の問題をどうするのと問われた授業だった。 (すたんどばいみー) 効果を考えると同時に方法論として確立していくべきだと思いました。教師のひらめきを理論化できないかなとおもいます。 (中学校 教諭) <授業実践> ■日時:1回目 10月10日(土)18:30-20:00 2回目 10月17日(土)18:30ー20:00 ■場所:渋谷中学校開放 会議室 ■授業者:柿本 隆夫 ■分析者:下新原 なつみ ■参加者:1回目 子ども 13人、参観者 16人 2回目 子ども 10人、参観者 12人 ■内容: 「国語」 1回目…1.模擬ニュースを見る。 2.2人組になり、ニュース原稿の元を読む。 3.それぞれの考えを入れながら、原稿を書く。 4.原稿をもとに、スタジオでニュースを読む。 5.ニュースの要点をまとめて話す。 場の設定:教室の外の廊下にスタジオを作り、撮った映像が教室で見られるようにする。 2回目…会議のような劇 1.それぞれ登場人物を選ぶ。 2.会議のような台本 をみんなで読む。 3.事例についての話。 4. いじめについて話し合う。 5.クラスの中でつらいことを話す。 6.もう一度、台本を読む。 7.クラス内での自分と友だちの様子について話す。 ■参加者感想 1回目 本当にニュースキャスターになった気分になって、子ども達も少しはずかしがりながらも楽しそうでした。ただ前でニュースを読むのではなく、ニュースを読む場所を変えて、非日常な空間で活動するのがすごくよかったと思いました。 ( 小学校教諭 ) 言語活動の様々なバリエーション(要約・語調・読み取り)が入る展開が大変おもしろく、子どもたちもあきる感じがないように見受けられました。 ( 大学教諭 ) 2回目 外国籍の子どもたちの学校での様子を聞くことができたので、私にとても貴重でした。子どもたちは困っていることがないのか、友だちがそばにいるから言わないのか、分からないのか…。この教室では、さらっと困っていることが言える場になるといいなと思いました。 ( 小学校教諭 ) 台本を読めないということの中に「ごっこ遊び」ができないことがあるような気がしました。経験の中に筋をたてて、その筋に沿って楽しむということがないことの不思議さを感じました。 ( 大学教諭 )
2009年12月14日 授業研究会 10月授業研究会の報告-国語
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■日時:9月27日(月)19:15ー21:00 ■場所:富士見文化会館 ■授業者:河辺 貴洋 ■分析者:松義一樹 ■参加者: 10 人(授業者・分析者含め) ■内容: 総合「分かるって何」 1.結論の提示の仕方について 2.問題解決に至る話し合いの必要性 この教室の子ども達にとって 3.「分かる」とは 分からないのに分かると言ってしまう子どもへの理解 教師の自己満足に材料として「分かる」が使われていることでの危険 「分からない」を知ることで、本当に「分かる」を知る 「分かる」のための子どもが夢中になる題材とは 4.小5.6教室の役割と授業研究の意味とは ■参観者感想 「分かる」ことについて、自分自身がどう考えているのか、議論になった時、とても深いことなのに、私は表面邸にしかとらえておらず、また児童にもその「分かる」を押しつけていたと思う。「分からない」と言える雰囲気がある教室づくり、私もこれからも考えていかなければならない。( 小学校教諭 ) 外国人の子にとって、分からないときに流してしまうことはよくあり、日本人にとって普通は分かっていることだと思ってしまい、分からないなんて恥ずかしくて言えない状況になっていると思います。その子たちにまた同じ場面になったとき、「分からないと言う」「相談する」「調べる」など、色々な行動を増やしていけるといいなと思いました。( すたんどばいみー ) 分からないことを分からないと言える場が大切だという話にすごく納得しました。人間分からないことの方が絶対多いはずなのに、それを口に出せない状況の方が多いというのは不自然で、学校の力が大きいのかなとおもいました。( 小学校教諭 ) <授業実践> ■日時:1回目 9月5日(土)18:30-20:00 2回目 9月19日(土)18:30ー20:00 ■場所:渋谷中学校開放 会議室 ■授業者:河辺 貴洋 ■分析者:松義一樹 ■参加者:1回目 子ども 16人、参観者 10人 2回目 子ども 12人、参観者 7人 ■内容:総合「分かるって何?」 1回目…1.「分かる」って何だろう? 何でクラスのみんなと仲良くしなければいけないの? 何であいさつををしなければいけないの? 2.ふくろの中身が何か考える。(野菜が入っている) (1) ふる (2) 断面図を見る (3) さわる (4) におい (5) 見る 3.野菜を切って、断面図を写す。 4.みんなの手洗いでどのくらい手がきれいになっているのかな? 手にのりをつけて、せっけんで洗う。 ヨウ素液につけて、洗えているか確認する。 5.次時の予告。なぞなぞ。 2回目…1.前時やったことの確認 2.友達と協力してクイズの答えを出す。 3.友達と協力して「放射能除去」 円の中心にある「放射能が入っている缶」を、円の外に出す。 その際使って良いのは与えられた道具と周りの先生。 ■参観者感想 1回目 ・野菜や水のりなど、実物を使用すると、児童達は興味を持つ分、盛り上がってまとめるのが大変になることや、母国語での悪い言葉に対する反応への対応の難しさなど色々学ぶことが多かったです。( 大学生 ) ・一つひとつの実験に対し、「わぁ〜」「ぎゃ〜」と騒ぐ子どもたちの姿を見て、なんだか懐かしい気がしました。自分のクラスの子だったら…と自然に考えている自分もいました。今日みたいに子どもたちが心からワクワクドキドキ興奮する授業を私もしてみたいなと思いました。「分かる」とは…。考えると難しいですね。( 小学校教諭 )
2009年12月14日 授業研究会 9月の授業研究会の報告-総合
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6月30日(月)、冨士見文化会館にて、授業研究会が行われ、6名が参加し、6月の授業の内容や分析について検討したり意見を交換したりしました。 【6月の実際の授業】 授業者 内藤順子先生 教科 言葉を比べる 1回目 6月21日(土) 参加児童:8人 内容:「言葉について考える」 世界の言葉・アルファベット・漢字とひらがなとカタカナ、そしてローマ字 2回目 6月28日(土) 参加児童:12人 内容:「ひらがなとカタカナを比べてみよう」 ひらがなとカタカナを比べたら、新聞やチラシからカタカナ言葉を探そう カタカナ言葉を分類しよう 【研究会】 授業分析者 武内敏子先生 研究会のポイント ・イベント的でなく、子どもたちにつけたい力とはなにかを授業内容とした。 ・作業はしっかりと取り組める傾向がはっきりした。 ・イベントへの取り組みなどから、他の者への関与など成長が感じられる。 ・授業中の「けんか」の場面では、正面から扱うことができた。 ・子どもたちは、発言の一瞬一瞬の場面で、冗談で参加するか、まともに発言するかを選択している。 【感想】 新しい顔ぶれもあるが、安定して参加してくれている背景には、やはりこの授業への期待が感じられる。今年度は「比較」を各授業の共通の思考活動としたが、授業を見取る視点ができて効果的。また、徐々に「クラス」のような雰囲気が醸成されてきているということがおもしろく感じた。
2008年07月07日 授業研究会 6月の授業研究会の報告