特別支援教育のための学習会

「障がい」をめぐる社会的状況は、最近の10年で大きく変化してきています。2005年に「発達障害者支援法」が施行され、自閉症、アスペルガー、学習障害、ADHDといった障がい名が世の中に広く認知されるようになりました。2007年度からは、学校教育における「障がい」をめぐる教育も、特殊教育から特別支援教育へと名称変更されました。他方、2016年からは「障害者差別解消法」が施行されています。にもかかわらず、2016年7月26日には相模原障がい者施設において障がい者の殺傷という凄惨な事件も起きています。
 このような「障がい」をめぐる社会的状況を背景として、「学校では『障がい』に対しどのような対応がなされているのか?」あるいは「『障がい』はどのように扱われ、どのように処理される傾向があるのだろうか?」という問いのもとに、学校現場で起きていることを振り返る必要があるのではないのでしょうか。
 本事業では、社会の中における「障がい」の位置づけ方を批判的に検討しつつ、学校の中での「障がい」への対応の基本的なスタンスのあり方を探りたいと考えています。そのために、本年度は、特に「発達障がい」を対象として、学校での支援の可能性を探っていくことを目的として、次のような事業に取り組んでいきます。

4月28日(金)講演会「発達障がいを知る」 講師:松風園臨床発達心理士 海老原裕美氏
6月 1日(木)講演会「障害者差別解消法」を知る 講師:横浜法律事務所 弁護士 向川純平氏
7月 市内小中学校の特別支援教育の実態 講師:市内小中学校の特別支援教室担当者
8月21日(月)・22日(火) スタディツアー「べてるの家」訪問
8月29日(火)「べてるの家」の訪問のまとめと文献講読
12月1日(月) 特別支援に関する重要文献の講読会