Ed.ベンだよりNo.31が発行されました。
今回のタイトルは「社会的課題・教育的課題・政治的課題」です。
Ed.ベン便りNo.31←ダウンロードはこちらから(PDF)
今回は去る2月23日に開催された2019年教育講演会の報告です。
講談社現代新書の『原発労働者』の著者であり、シンガーソングライターでもある寺尾紗穂さんを講師にお迎えして開催された教育講演会は、第二部のパネルディスカッションも含めて大変濃密な講演会となりました。寺尾さんの講演、ピアノの弾き語り、様々なディスカッションを通じて、私たちの生活のあり方を捉え直しが迫られたように思います。
今、私たちは、快適に過ごすことが当然である社会、欲しい物があれば可能な限り安価に速く手に入れることが当然とされる社会の中に生きています。しかしそうした快適で便利な社会は、多くの人々の支え合いによって成り立っています。そしてそうした支え合いの中には自らの命を危険に曝している(あるいは曝さざるを得ない)人々が少なからず存在しています。今回の講演会で取り上げた原発労働はその最たるものではないでしょうか。でも、よく考えてみれば、同じような労働はこの社会のいたるところにあふれています。おそらく社会の多くの人々がそのことに薄々感づいているのではないでしょうか。
みんなの生活にかかわる様々なこと、心配なこと、不安なことを、もっともっとオープンに喧々諤々と議論したいものです。
ぜひお読みください。
また、6月から8月にかけてのEd.ベンチャーの学習会の案内も掲載されております。
みなさんお誘いあわせのうえ、ぜひご参加ください。